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ジオン公国転生記
第33話 宇宙戦艦ヤマト2199編
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魂と同化したんだ。だから俺が許可しない限り触れないんだ」

 整備士長は本当に驚いていた。

 整備士長「まあ、分かりたく無いですけど、分かりました。でもこんな時間に何をなさってるんで?」
 ユーリ「整備と・・・・・・」
 整備士長「整備は分かりましたが、その後が聞こえなかったんですが」
 ユーリ「整備とパワ・・・・」
 整備士長「すいません整備は分かりました。後のをもう1度言ってもらえませんか、凄く嫌な予感がするんで」
 ユーリ「パワーアップ!!」

 言った直後俺は整備士長に殴り飛ばされた。

 整備士長「ユーリ様。手を出した罰は後でいくらでも受けますが、流石に今の件はギレン様に報告して止めさせていただきます。ユーリ様のお命には代えられません」
 ユーリ「いてててっ。流石に効くな、整備士長のパンチはでも無駄だよ。ギレン兄には許可を貰ってるからね」
 整備士長「何でそんな無茶をする必要が」
 ユーリ「あるんだよ。今度のいやこれからの敵に流石の『ブラッディ』も、今のままじゃあ限界なんだよ。それでパワーアップが必要になって今やっているブラックホールエンジンを光子力エンジンと積み替える作業を『ブラッディ』にもするんだ」
 整備士長「光子力エンジン! そんな物積んだら化け物以上の怪物になっちまいやす。それだけはダメだ、命に代えても阻止します」
 ユーリ「俺はね我儘なんだ。仲間が傷つくのが嫌、死んだりするのはもっと嫌。だったらどうする? 自分が守ればいい、自分が代わりに傷つけばいい。だからねそれを実行できるマシンが欲しい、実行できる力が欲しい。これを言うと怒られるんだけどね、俺って本来のジオンには存在しないんだ。イレギュラーな存在なんだよね、でもねギレン兄達は兄弟だイレギュラーでは無いって言うんだよ。だからね誰1人たりとも殺させはしない、死なせはしない。例え俺がボロボロになろうとも、みんなを守る。その声に応えてくれたのが『ブラッディ』なんだ、その『ブラッディ』が限界って言ってるんだ。だから今度は俺が応えてあげないといけないんだ。だからね、そこを退いてくれないか」

 俺は再び作業を始めた。
 
 整備士長は泣いていた悲しくて泣いているのではない。
 覚悟を決めた男の作業を手伝う勇気が無い臆病な自分に対して悔し涙を流していたのだ。

 明け方載せ換え作業は終了した。
 ユーリが乗っていないにも関わらず、『ブラッディ』のエンジンに火が入った。
 そして誰も乗っていない『ブラッディ』が動き始め、空に飛び出した。
 調子を見る様に自在に飛び回り、満足したのか空に円を描くと降りて来た。
 そして突然輝く光になると、ユーリのペンダントに入って行った。

 ユーリ「整備士長睡眠の邪魔をしてごめん。じゃあね」

 俺
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