第十七話 -図書館殺人事件-
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のはお菓子作り、パティシエの面だけどね」
「パティシエ、緋勇龍斗……あー!思い出しました!お姉ちゃんの買った雑誌に載ってた世界一のパティシエ緋勇龍斗!!」
「歩美も!お母さんが買ったお料理の本に載ってた!!!あのレシピのお料理すっごく美味しかった!!」
「な、なんだよそのぱーてー?」
「ぱーてーじゃなくてパティシエですよ元太君。お菓子作り専門家ですよ。この人はその世界大会で史上最年少の13歳で優勝したんです!!」
「ほへー!そんなすごい兄ちゃんなのか!」
こちらの自己紹介をすませ、彼ら少年探偵団の事を教えてもらった。……新ちゃん、こんな小さな子供を巻き込んで何してんのさ。
「それで?今から君たちはどうするんだい?」
「今日はこれから図書館に行ってコナン君の読書感想文の手伝いをするんです!」
「そうだ!龍斗のにーちゃんも一緒にいかねえか?」
「え?」
「せっかく仲良しになれたんだし、いこいこ!龍斗お兄さん!」
「いい考えです!元太君!!」
「おいおい、お前ら」
「いいよ?今日はお見舞いに行くくらいで後は帰るだけだし、たまの読書も気分転換によさそうだ」
そうして、俺は子供たちと話しながら目的となった米花図書館へと向かった。子供たちとの会話は話題が絶えることなく、コロコロと笑いながら元気に動く様子はそれだけで元気になれそうだ。
図書館につき、俺は一時的に子供たちと別れて料理本が置いてあるコーナーへ向かった。そこで適当に本を見つくろい、児童書コーナーに向かうとそこから出てくる新ちゃんとばったり出会った。どうやら、下にパトカーが来ていて気になったそうだ。
「そのエレベーター待ってー!」
新ちゃんがそう言い、俺は位置的にエレベーターに先に乗ると子供たちを待った。
――ビィーーーー!!
ん?『定員7名、450kg』か。乗ってるの中老の津川館長、あとは細めの女性3人に俺。
それに小学1年生が四人…だが、なんで鳴ったんだ?
「…7,8人。ほんとだ!一人多い!!」
「元太君も合わせて9人ですよ?だからバカはかz…いたっ!」
「しゃーない、階段で降りるぞ!!」
馬鹿は風邪をひかないと言いかけた光彦君を元太君が殴り、エレベーターで降りられないことから階段で降りることを選択した新ちゃん。そしてそれについていく子供たち。
エレベーターはそのまま一階まで下り、津川館長はパトカーで来ていた警察の人に事情を聞かれていた。どうやら、職員の玉田さんが行方不明らしい。
途中、新ちゃんが茶々を入れたりしていたが、結局警察が調べた範囲では死体は見つからなかった。……そう死体だ。俺は死体の事を広げた嗅覚で察知した後、さらに嫌なにおいがしたので発生源である児童書コーナーに向かった。……これは、またよく考えたものだ。大
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