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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二十三話
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ヴォーパルストライクを放った箒はすぐさま俺に竹刀を投げる。

箒が投げると同時に先程と同様の魔法をかけ、受け取る。

「さ、先輩殿…殺ろうか?」

「なぁぁぁぁぁめるなぁぁぁぁ!」

体操服に竹刀の俺とフル装備の上級生が相対し、あちらから仕掛けて来た。

「きぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

カァン!カァン!カァン!…と打ち合い…

カァァァァン!と大きく弾く…いやぁ本当は巻き上げをやりたかったんだが…難しいねぇ…

「クソッ!」

こっちのセリフだよっ!

弾かれた態勢の上級生に対して俺は、上段に構えた竹刀を振り下ろす。

上級生の面ではなく、胴をかするように…

俺の気迫に圧されたのか座り込んだ上級生。

そして上級生はふと自らの胴を見た。

先程振り下ろした時、胴に当たった筈なのに、一切の音がしなかった事に気付いたのだろう…

斯くして冒頭へ…










ったく…なんだったんだコイツら?

俺達が何かしたわけじゃぁ…あ、思い出した、コイツら篠ノ之道場の元門下生じゃないか?

確か態度が悪くて叩き出された…

成る程、原因は姉さんか…

いや、姉さんは悪くないのか…

「箒、ちょっと変われ」

箒の方の上級生の前に向かいながら、箒を退かせる。

「ん」

へたり込んだ上級生を見る箒の目は…ゴミを見る目だった。

「おい、テメェ…」

「は、はいっ!」

「どういうつもりだ?」

と言うと同時に竹刀を首筋に当てる。

さっき切り付けた時は"圧し切り"を使ったが今回はもちろん使っていない。

「や、えっと、あの、その、えと…」

ハッ!気圧されて下級生の質問にも答えらんねぇのか?

「テメェ等が篠ノ之道場の兄弟子なのは知ってんだよ」

「う…」

「理由は…そうさな…姉さんへの恨みって所か。
まぁ、いい、貴様等ごとき何度来ようと一緒だからな…」

そんな風に上級生を詰問しているとさっきの女の先輩がやって来た。

「あ、あの…」

「ああ、お騒がせしてすいません」

と満面の笑みをうかべる。

「ああ、えっとぉ…」

「直ぐに帰りますので…箒、帰るぞ」

「………」コクリ

俺は箒の手を掴んで剣道部部室に向かう。

「おや、一夏君…だったかな?どうしたのかね?」

部室に向かう途中で顧問の先生に会った。

「今日は家の手伝いをしなきゃいけないんです。
すいませんが今日は帰ります」

「おお、家の手伝いかね?
偉いねぇ…箒ちゃんもかい?」

「………」コクリ

「じゃぁ先生さようなら」

「ああ、また来てくれ、入部待ってるよ」

「はい」
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