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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二十一話
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しかも自分から仕掛けてきてるから先生にも言えないという…

『ますたー、大人げない』

『うぐぅ!?』

『や、やられたらやり返す、倍返しだ!』

『あ、そう』

最近俺の式神がつめたい…

「『次は一年生の徒競走です、今年入学した…………』」

「はーい、立ってくださーい!」

お、入場だ。

俺達は入場してグラウンドに座る。

本部(放送席、教員席、来賓席が集まってるところ)前を内側のスタートラインとするセパレートなので先頭をそこに会わせて座る。

「よーい……」パァン!

第一組がスタートした、俺は第三組だ。

よし!そこ!あとちょっと!うっし!

俺達の組の選手が一等を取った、やったぜ!

続いて第二走者が走るが…ああ、ぬかされた…

今度は取れなかった、しかも下位で固まってるし…

そして俺のターン!ドロー!
マナチャージ!

コスト3を払ってコッコルピアを召喚!

ターンエンド!

………アカン、終わってもうた…

『何してんの?始まるよ?』

『はいはい』

俺は自分に掛けていた魔法を解いた。

うわ!体がめっちゃ軽い!

「位置について、よーい」

俺は半身になり右足を下げる。

そして前傾姿勢になり右腕を引く。

左腕は脱力状態。

イメージは弓弦を引いた弓。

これが俺が前世で使ってたスタートのフォーム。

猫背だった俺が中学生の時我流で編み出した最も早く反応できるフォームだ。

俺は前世では余り反応速度がよくなかったので、普通のフォームだといちいち反動を付けなければ動けなかった。

『なら最初から反動を付けた姿勢にしておけばいいのでは?』と思ったのだ。

当時は一応テニス部の末席にあったため短距離走だけは多少速くなった。

その時に考え付いたのだ。

パァン!とピストルが鳴り、俺は引き絞った弓弦を離したかのように飛び出した。

あははははは!体が軽い!どこまでも走れそうだ!

そんな事を思っている内にコーナーだ。

俺はスピードを緩めず内側に体を倒して曲がり切った。

あはははははははは!最高にハイってやつだ!

なんて思ってる内にゴール、勿論一等だ!

その後は箒と千石が走った。

箒は一等を取った。

千石は残念ながら後ろから数えた方がいい順位だった…

勿論応援したよ、あと束さんがめっちゃ応援してた。

あとな〜んか上空に居るんだよね…

というか例のドローンの改良型…

また下らん事に時間と資材を使いおってからに…

「いちか!いちか!いちばんとったよ!」

と、箒がきたので頭を撫でて上げた。

「えへへ〜」

尻尾
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