闇と優しさ
一瞬の光
闇
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[9]前 最初
……それで駆けつけた竜矢が俺の怪我を癒してくれたけど裂傷痕が残ってしまったし、癒された直後は何が起きたのかも理解出来ずに頭もふわふわして混乱してたな………
竜矢「そろそろ仕事に………」
黒葉「待って」
竜矢「ん?」
黒葉「もう少し………ここに居て………」
黒葉は仕事に戻ろうとした竜矢に「もう少しここに居て」と言う
竜矢「良いよ」
黒葉 竜矢の優しい所はここだ………囚人の俺でも願いを言えばできる限り叶えてくれる………
竜矢「そう言えばもう今日で51年だね 俺と黒葉が出会ってから」
竜矢は服が汚れるのも気にせず黒葉の隣に座りそんなことを言う
黒葉「早いもんだな」
竜矢「本当にね」
黒葉 あの日………闇しか知らない俺は………一瞬の光を見つけた………闇を照らすには不十分だが………一瞬のその光は死を望んでいた俺には暖かい………
黒葉が言う「一瞬の光」……それは今隣に座っている竜矢のこと…………
[9]前 最初
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