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ジオン公国転生記
第23話 マクロスフロンティア編
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めて宜しく『神の転生者』さん」
 グレイス「そう貴方が魔王の転生者」
 ユーリ「チッチッチッ。『大』が抜けてるよ。ちゃんと『大魔王の転生者』と呼ぶ事」
 グレイス「うふ、そうね思い出せたら、ちゃんと読んであげる。でも呼ぶ事は無いでしょう」
 ユーリ「どうしてかなぁ?」
 グレイス「貴方がこの星で死ぬからよ、お馬鹿さん」

 そう言って、DMEの起動スイッチを押した。

 グレイス「うふふふ、あっはははは。勝った、魔王の転生者に。これでこの世界は私の物だ!」
 ユーリ「だ・か・ら。何度も言わせないで『大魔王の転生者』、うるさいんだからね『大』抜いて呼ぶと」
 グレイス「そうね。最後だから呼んであげるわ『お馬鹿な大魔王の転生者さん』死んだら大魔王様に宜しく」


 『ピン・ブゥゥゥウウウウウウウウウ』

 DMEが起動し機械の振動音が響き始め、空間反転が起こり始めた。
 風邪が巻き起こりDMEに吸い込まれ出した。
 グレイスはDMEの起動状態を確認すると、風に乗り空高く飛んだ。

 グレイス「さようなら、ユーリ。お友達と一緒だから寂しくないわね。うふふふ、あっはははは」
 ユーリ「バイバイ、またね。グレイスさん」

 グレイスは空高くなり見えなくなった。
 上空できっとランカの実の兄ブレラが操縦するVF−27に乗り込み逃げたのであろう。

 ユーリ「馬鹿はお前だ、グレイス」

 俺はペンダントでグレイス達にガリア4が消えてゆく幻を見せる様に願った。


 ゼントラーディ人の反乱はアルトとランカの活躍で終息した。

 さて後は、アルト達が見つけるマクロス級4番艦グローバルに巣食うバジュラの大群の始末か。
 今回もキシリア姉がハマーン姉を連れて待機している。
 宇宙戦艦ヤマトも5隻引き連れ、色物いやいや艦載機満載でいるから大丈夫だろう。
 今回は俺も参加するだってね、俺ってまだレベル1何だよ。

 さて取り敢えずはアルト達がフォールドするまで援護しよう。
 決して早くレベルアップをしたい訳では無い、友情そうアルト達との友情の為に身を粉にしてがんばるのだ。
 アルト達がマクロスに入って2時間程すると、バジュラ達が騒ぎ始めた。
 その中をアルトのバルキリーが突っ切った、始まった。

 アルト「シェリル大丈夫か?」
 シェリル「ええ、私は大丈夫」
 アルト「くそう! バジュラの巣だったんだ。逃げるぞ」
 シェリル「でもアルト! グレイスがまだ」
 アルト「グレイスなら、ゼントラーディ基地に居る。安全だ」
 
 その時、シェリルが気付いた。

 シェリル「ねえ、アルト」
 アルト「何だ? 逃げるのに手いっぱいで何かあったのか」
 シェリル「あったって言うか、いるって言う
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