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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第七十八話 原始人士官学校襲来
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「そこで効果があれば正式採用という訳か」

「そう言う事です」
頷くワーレンとライブル。
「で卿等は何時から授業を始めるのか?」

「資材の搬入でやはり8月1日から開始できます」
「わかった、両名とも宜しく頼む」
「「はっ」」

2人が敬礼し部屋を退出後に校長は早速、胃薬を飲んだのだ。
「はーーー、フレーゲル男爵だけでも頭が痛いのに、オフレッサー大将とは」
益々胃が痛くなり、髪の毛が気になる校長であった。

■オーディン 帝国軍士官学校  アルノルト・フォン・オフレッサー 

 オフレッサーは早速、格闘場へ進んでいた。
ふむ、陛下と殿下のご期待に添える様に努力しなければな。
しかし21年経ったが殆ど変わらんな。

格闘場は此処だな。
んやって居るか、入るか。
オフレッサーは扉を開けて入る。
其処には4号生が格闘訓練を行っていた。
見た感じ4号生は非常に優れた格闘術を行っている。

ふむ、良い姿だ。荒削りだがいい動きをしている。
教官が此方を見て、慌てて敬礼を始めた。
其れを見た生徒達も慌てて敬礼を始める。

「卿等いい動きだな、装甲擲弾兵には敵わんが先ず先ずの動きだ」
教官が聞いてくる。
「大将閣下、如何致しましたか?」

「おう、皇帝陛下の勅命でこの俺達が格闘の教官をすることになった」
「はっ」
「しかし、この期はいい動きをしておる、此ならあと少し教えれば一人前の装甲擲弾兵になれるぞ」

生徒達が別に装甲擲弾兵には成りたいわけでは無いですという感じで見るが、
オフレッサーの威圧感に口に出せない。

「8月1日から俺達が教えてやるから、そのつもりで頑張るんだ」
「はっ」
其れしか言えない教官達。

「じゃあ帰るぞ」
「はっ」
4号生の動きには満足したから帰る事にしよう。

今日はズザンナの誕生日だから、プレゼントを買って帰れらねばならんからな。
何が良いであろうか。
10歳の時は弟が欲しいと言われてついつい頑張ってしまったからな。

まあ3号生は今度で良かろう、楽しみは後まで取っておくのがいいのだからな。
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変更
462年誕生年度→478年度

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