105 靴下(てがかり)
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をしていた。
各務田とその部下達は警察署まで連行された。永沢と太郎、そして城ヶ崎は救急車を待っている余裕ではないのでパトカーで病院に連れて行って貰えることになった。永沢、城ヶ崎、太郎が警官達に抱えられて現れた。永沢は体をあちこち殴られたため、顔が変形し、痣と内出血だらけだった。城ヶ崎は出血が多いせいか、死人のようで顔がどす黒くなっていた。
「な、永沢君!!城ヶ崎さん!!」
「リリィ、笹山・・・?君達が助けてくれたのかい・・・?」
永沢が聞いた。
「そうだけど、この女性が助けてくれたの・・・」
リリィが共に行動した女性を指した。
「君男君、よかった、生きてて・・・」
女性は涙を流した。
「あれ、隣に住んでたお姉さん・・・?」
「そうよ、後でお見舞いに行くわ」
永沢達は病院へ向かった。残った警官が皆に礼をした。
「君達、本当にありがとう。でも小学生なのにこんな大変な事に巻き込まれて大変だったろう」
「いえ、そんなことありません。友達が心配だったんですから・・・」
リリィが答えた。
「そうか、いい友達だね・・・。貴女もありがとうございます。お父さんに宜しくお伝えください」
「はい・・・」
女性は返事をした。彼女の父親は県警の警部だったのだ。
「でも、永沢君達心配ね」
笹山は警察官に搬送された病院を聞いた。そして最も近い総合病院に行く事にした。
「ありがとうございます!リリィさん、行こう!」
「うん!」
笹山とリリィは永沢達が搬送された病院へ急いだ。
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