第19話 マクロスフロンティア編
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一向に泣き止んでくれなかった、周りの視線が痛い。
その時、男がこちらに駆け寄って来た。
男「おい、大丈夫か?・・お前が泣かしたのか」
ユーリ「いやその」
男「てめ・・・・お前、ユーリ・・・か?」
ユーリ「へっ?」
男はアルトだった。
ユーリ「いやあ、おひさー」
アルト「何が、『おひさー』だ。元気になったなら何故連絡してこない。隊長なんかまだ自己謹慎しているところなんだぞ。な、シェリル」
ユーリ「シ、シェリル!?」
シェリル「グス。何よ・・・私何て覚えてないの」
サングラスを少し外した顔は、間違い無くシェリルだった。
ユーリ「いやー、今日もお綺麗で」
アルト「まずいなー。周りがシェリルに気付き始めてる」
ユーリ「どうしたの??」
アルト「仕方が無い、SMSに行くぞ、走れ!」
アルトがシェリルを立ち上がらせて、俺達は公園を抜け出し走り始めた。
ユーリ「何故に、逃げる必要があるので?」
アルト「あんな所で、シェリルってばれたら暴動が起きる。しかもシェリル泣かしたお前は命が無くなるぞ」
ユーリ「ところで、肝心のシェリルさんが遅れているのですが?」
アルト「チィ。とにかく真っ直ぐ走ればSMSの官舎が見える。俺はシェリルを連れて来る」
ユーリ「ぐふふふ。おんぶかな、お姫様抱っこかなー」
アルト「ユーリてめえー。後でぶっ殺す!覚えてろ」
アルトはシェリルをお姫様抱っこして走り始めた。
SMSの官舎が見えて来た時。
『カシャ、カシャ、カシャ、カシャ』
カメラのシャッター音が聞こえた。
ユーリ「情報提供で3割!」
ミハエル「うんー俺のカメラで俺の腕。だが快気祝いだOK」
犯人はユーリとミハエルだった。
アルト「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、お前等・・・カメラを・・・・よこせ」
ミハエル「カメラいいよ。でも高かったんだよな。電波式と言って撮った画像をそのまま現像して、写真にしてくれる、おまけにコピーもしてくれる」
アルト「はぁ、はぁ、はぁ、御託はいい・・・画像の・・・・データーをよこせ」
ミハエル「10km先のカメラ屋にデーターはある。今頃ポスターサイズになっているだろう。100枚、1枚1000円で」
アルト「何処だ、そのカメラ屋は・・・何だ、シェリル?」
シェリル「嘘よ。電波式カメラは本当だけど100m程度しか飛ばないわ。だから官舎の中ね」
ミハエル「さすが、このカメラのCMをされている事はある」
アルト「ミハエルてめえーぬけぬけと」
シェリル「アルト! ユーリがいないわ。コピーに行ったんだわ」
アルト「落ち着けシェリル。コピー機はSMSの認識証が必要なんだ」
ミハエル「もういいだ
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