第19話
[7/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ネの説明にもあったでしょう?リィンお兄さんが”要請”を実行する際はメンフィルからもサポート要員を付けるって。――――ミハイル少佐も、その件について特に文句はないでしょう?」
「………ああ。シュバルツァー教官に対するメンフィル両皇帝陛下専用の”要請”の件に関する事はエレボニア帝国政府も承認した事は情報局を通して私にも伝わっているし、幸いにも第Uのクラスには全て”副担任”もいるのだから問題無い。ハーシェル教官は本日の演習で、マーシルン教官がいないと支障が出る事はあるのか?」
理由を説明したレンはミハイル少佐に視線を向け、視線を向けられたミハイル少佐は静かな表情で頷いた後トワに確認し
「い、いえ、特に問題はありませんけど………」
「ならばその要請、我等も手伝わせてもらおう。」
ミハイル少佐の確認に対してトワが答えたその時、ラウラ達が現れた。
「ラウラ……フィーにエリオット、それにステラやフォルデ先輩も。」
「待て、部外者は遠慮してもらおうか……!」
ラウラ達の登場にリィンが驚いている中ミハイル少佐はラウラ達に注意をしたが
「メンフィル両皇帝からの要請は一教官へのものじゃない筈。リィン個人への要請だったらわたしたちも無関係じゃない。」
「まあ、俺とステラの場合はメンフィル帝国所属だから、強制参加みたいなものだけどな。」
「フォルデ先輩……時と場合を考えて発言してください……」
「どうやら何らかの思惑で正規軍も動かしたくない様子……リィン達も動きにくいでしょうし僕達がサポートしますよ。」
フィーが反論し、フォルデの答えにステラが疲れた表情で指摘している中エリオットが協力の申し出の理由等を口にした。
「だ、だが――――」
「ああ、何を言っても無駄だぞ?メンフィル帝国所属のフォルデ殿やステラは当然として、我等もみな、エレボニア政府からのしがらみを受けぬ者ばかり……その意味で、TMPと情報局に行動を制限される謂れはないからな。」
「……ぐっ………」
「確かに、止められる権限はカケラも持っちゃいないなぁ。」
「はは……」
「だぁっはっはっはっ!さすがは旧Z組だけあって、1枚上手じゃねぇか?」
「ラウラちゃん、フィーちゃん、ステラちゃん、フォルデさん、エリオット君も……」
ラウラの正論に反論できないミハイル少佐は唸り声を上げ、レクター少佐が苦笑している中その様子を見守っていたランディは苦笑し、ランドロスは豪快に笑い、トワは明るい表情を浮かべた。
「みんな……その、いいのか?」
「あはは、なに言っているんだか。どうして僕達がこのタイミングでこの地方に来たと思ってるのさ?」
「え………
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ