第19話
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レクター少佐の説明を聞いてある事に気づいたトワはリィンに視線を向け
「はい。」
視線を向けられたリィンは静かな表情で頷いた。
「ま、そのお陰でエレボニア帝国軍(こちら側)に軽い混乱が起こった上、被害も受けたから、メンフィルによる”北方戦役”に対する介入を疑って、情報局(オレ達)を惑わせたんだぜ?」
「ほう?”被害”って事はノーザンブリアに侵攻したエレボニアの連中を殺ったのか?」
レクター少佐の話を聞いてある事を察したランドロスは興味ありげな様子でリィンに訊ね
「市民にまで危害を加えようとした極一部のエレボニア帝国の兵士達のみを峰打ちか重傷を負わせただけですから、命までは奪っていません。」
「そ、そうだったんだ……」
「つーか、リィン達に攻撃されたエレボニアの兵士達は完全に自業自得だろ。市民にまで危害を加えようとするなんて、”百日戦役”の再来じゃねぇか。”七日戦役”でのメンフィルもそうだが、メンフィル・クロスベル連合軍によるカルバード侵攻―――”三日戦役”で旧共和国に恨みを持っていたクロスベル帝国軍ですら市民達に危害を加えるような事はしなかったんだぜ?」
「うふふ、対して”百日戦役”ではエレボニア帝国軍は多くのリベール王国の罪無き市民達の命を奪ったものねぇ?」
リィンの説明を聞いたトワが安堵の表情をしている中、ランディは呆れた表情で溜息を吐き、レンは意味ありげな笑みを浮かべてミハイル少佐やレクター少佐を見つめた。
「……シュバルツァー教官が言っているように、市民達に危害を加えようとしたエレボニア帝国軍の兵士達は”極一部”だ。そしてその者達は”北方戦役”後軍法会議にかけられ、重い処罰を受けた。」
「ま、メンフィルに”七日戦役”を仕掛けられてエレボニアが衰退した原因の一つは”北の猟兵”だったから、そのバカな連中は八つ当たりでハリアスクの市民達に危害を加えようとしたとの事だったから、シュバルツァーがハリアスクに侵攻したエレボニア帝国軍の兵達を攻撃した理由が判明した後帝国政府に加えてユーゲント皇帝陛下直々からも感謝状や勲章をシュバルツァーに贈ったんだぜ?」
レンに視線を向けられたミハイル少佐は静かな表情で答え、レクター少佐は苦笑しながら答えた。
「うふふ、そう言う訳だからリィンお兄さんは自分に対する”要請”も納得の上で請けているのよ。―――――そう言う訳だから、今からレンもリィンお兄さんやセレーネと一緒に”要請”を開始するからトワお姉さんは\組の生徒達の面倒をお願いね♪」
「ええっ!?セレーネちゃんがリィン君を手伝う事は察していましたけどレン教官まで、手伝われるのですか……!?」
レンの話を聞いたトワは驚いた様子でレンに訊ね
「セレー
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