第五幕その十
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住するまでは」
「そうした時は離れ離れで寂しかったけれど」
それでもというのです。
「同じお空を見ていたんだね」
「同じお星様もね」
「そうだったんだね」
「ええ、そうよ」
「そう思うと寂しくなかったかな」
確かにドロシーと一緒でないことは寂しいことですが。
「その分だけね」
「そう言ってくれるのね」
「うん、実際にね」
「そう言ってくれると私も嬉しいわ」
「そうなんだ」
「ええ、そうよ」
トトに笑顔で言うのでした。
「離れ離れでも同じものを見ていてね」
「それだけ寂しくないのなら」
「嬉しいわ」
「僕もそう思ったし」
「それでなのね」
「ええ、今もね」
「寂しくないね」
「そう思うわ」
こうしたことをお話してでした。
ドロシー達はこの夜は飛行船の中でゆっくりと休みました、そして次の日また冒険を楽しむのでした。
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