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ジオン公国転生記
第18話 マクロスフロンティア編
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オズマの飛行が怪しくなって来た。

 カナリア「オズマ聞こえるか、速度を落とし1度帰投しろ」
 オズマ「聞こえるがもう腕が言う事を聞いてくれん。ユーリの言う通りこいつは化け物だ」
 アルト「ユーリ手前って、あいつは?」
 整備員「ユーリ様なら『隊長さんを助けて来る』って今出撃されました。もうじき映る筈です」
 ルカ「今出撃して、もう演習場そんなのスーパーパックでも間に合わないよ」
 整備員「それなら大丈夫スーパーパック5ですから、ほら」
 ルカ「スーパーパック5本も装備したの?」
 整備員「それも出力30%あげたスーパーパックですね」
 ルカ「それじゃあ、5じゃなく。6.5だ、化け物だ!!」
 ミハエル「ユーリが隊長を助けたぞ」
 ギレン「救護班発着場に大至急だ!」
 アルト「来たぞ」

 ユーリはオズマ機を抱えて入って来た。
 機体をゆっくりと降ろすとファイターモードになった。
 オズマが無事助け出され搬送されて行った。

 アルト「おい、ユーリありがとうな」
 ルカ「ありがとう、ユーリ君」
 ミハエル「恥ずかしがってないで降りて来いよ」

 ギレンが異常さに気付いた。

 ギレン「おかしい。いつもなら、とぼけて出て来る筈」
 アルト「まさか!!」

 アルトは翼によじ登り見た、キャノピーが赤色に染まっていた。

 アルト「ユーリ、ユーリ誰かもう1度救護班をみんな下がって。キャノピーを強制排除する」

 『バシュッ』キャノピーが吹き飛んだ。
 ユーリは体中から出血し、意識が無かった。
 漸くタラップが架けられミハエル達も協力しユーリをコックピットから降ろした。、
 ユーリは全身血まみれで、シェリルが濡らしたハンカチで顔の血を綺麗に拭いていた。

 ギレン「ありがとう、すまんな」

 救護班が再度到着した。
 
 救護班「患者は何処です」
 ギレン「そこに横になっている急げ!」
 救護班「はっ。こ、これはユーリ様、急げ」

 ユーリは救急車で搬送差されていった
 見送るギレンの拳から血がにじみ出ていた。


 それから半日たって、オズマの意識が戻った。
 普通なら大騒ぎする連中が騒がない。

 オズマ「カナリア何があった」

 カナリアは包み隠さず起こった事をオズマに告げた。

 オズマ「俺の責任だ。機体に乗る前に半分のパワーで操縦してくれと念を押されていたのに、つい調子に乗ってフルパワーで操縦し自分のみならずユーリまで巻き込んでなんて詫びればいい。そう、ユーリ、ユーリはどうなっている」

 カナリアは、まだ集中治療室で生死の境目でどうなるか分からないと教えた。


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