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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第18話
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クルトとユウナもセレーネとアルティナに続くようにそれぞれ人形兵器達に接近してクラフトを叩き込んで人形兵器達の態勢を崩し

「崩したぞ!」

「追撃します!」

「崩したわ!」

「そこですっ!」

人形兵器達の態勢が崩れるとそれぞれと戦術リンクを結んでいたアルティナとセレーネがすかさず追撃を叩き込んだ。

「アークス駆動――――エアリアルダスト!!」

追撃を終えた後、戦術オーブメントの駆動を終えたアルティナは竜巻を発生させるアーツを発動して人形兵器達の動きを止め

「全てを塵と化せ―――超電磁砲(レールガン)―――――ッ!!」

止めにセレーネが両手から極太の雷光のエネルギーを放って人形兵器達を跡形もなく消滅させた!



「ふう………ゼシカ、大丈夫!?」

人形兵器達の撃破を確認したユウナは一息ついた後ゼシカに安否を確認し

「ええ……!でもウェイン君が……!」

「う……ぐううっ……」

ユウナの言葉に頷いたゼシカは地面に倒れて人形兵器達との戦いで負った重傷で呻いている眼鏡の男子生徒―――ウェインを心配そうな表情で見つめた。

「皆さん……!」

「だ、大丈夫ですか……!?」

「こちらへ、応急処置しますっ!」

するとその時医療班を担当しているミュゼ、中性的な容姿の男子生徒―――カイリとティータが駆け寄ってゼシカ達に声をかけた。

「シドニーさん!ウェインさんを連れて下がってください!」

医療班の到着を確認したセレーネはシドニーに指示をした。

「わ、わかりましたっ……!クルト、ここは頼んだぜ!」

「ああ、任せてくれ!」

「索敵を再開します!」

そしてセレーネ達は遊撃や援護を再開した。



「フン、思ったよりも食い下がりますわね。」

「ふふっ、ランディ兄も、教え子君達も悪くないじゃん。指揮と遊撃のおかげかな?なかなかソソらせてくれるねぇ……」

一方分校の生徒や教官達による迎撃戦をデュバリィと共に観戦していたシャーリィは不敵な笑みを浮かべて自身の得物のチェーンソーの部分を起動させ

「ちょ、ちょっと貴女!まさか―――」

シャーリィの行動を見て何かを察したデュバリィは表情を引き攣らせた。

「あはは、美味しそうな匂いには我慢できないタチなんだよね……ちょっとだけ―――味見するくらいだからさああっ!!」

そしてシャーリィは装甲列車を攻撃する為に演習地に突撃し

「ああもう―――どうしてわたくしが御守を!」

シャーリィの行動を見たデュバリィは疲れた表情で溜息を吐いた後シャーリィの後を追って行った。



「………!」

「チイ……ッ!」

シャーリィとデュバリィの行動に
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