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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第18話
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!!」

「あうっ!?」

「あぐっ!?」

そこにランドロスが膨大な闘気を纏った大剣を地面に叩き付けて広範囲の凄まじい威力の衝撃波を二人に命中させて怯ませ

「うふふ、そしてこれは”お土産のオマケ”よ♪――――パテル=マテル!」

「―――――――」

「ちょ――――ぐっ!?」

「さすがにこれは不味――――へぶっ!?」

二人が怯んだ隙にレンはパテル=マテルに指示をし、レンの指示を受け取ったパテル=マテルは二人に向かって突撃してアッパーカットを放って二人を空高くへとふっ飛ばした!

「あはは、まんまとやられたねぇ。」

「くっ……去り際のセリフすらも言わせてもらえなかったなんて……!ううっ、今日は厄日ですわ……!今回受けた屈辱、1年半前に受けた屈辱も合わせていつか必ず倍返しにしてあげますから、絶対に覚えていやがれですわ――――!」

空高くへとふっ飛ばされたシャーリィは呑気に笑いながら、デュバリィは疲れた表情で呟いた後捨て台詞を口にした後転移魔術の効果がある道具を使ってシャーリィと共にその場から消え、その様子を見守っていたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「ったく………これだから目を離す事ができねぇんだよ、あのハチャメチャ連中共は!」

「レ、レンちゃ〜ん………」

「ア、アハハ……敵どころか味方まで欺く所も、レン教官達らしいと言えばらしい行動でしたわね……」

我に返ったランディとティータは疲れた表情で溜息を吐き、セレーネは苦笑していた。



「くっ……まさか初日からとは。」

「とにかく被害状況を確かめましょう……!」

シャーリィとデュバリィがパテル=マテルの追撃によってその場からふっ飛ばされた後戦闘が終了した事によって生徒達が安堵や疲労で地面に座り込んだり倒れ込んだりしている中ミハイル少佐は唇を噛みしめ、トワはすぐにやるべきことを口にした。

「動けないヤツには手を貸してやれ!」

「動けない方達はわたくしとレン教官が治癒魔術で治しますので、わたくしかレン教官の所に運んでください!」

「軽傷で済んだ人達も動けない人達の治癒が終わったらちゃんと治癒魔術をかけてあげるから、後片付けが終わったら忘れずにレンかセレーネの所に来なさい!」

「手が空いている奴等はまず消火活動をしろ!火をほおっておいたら、二次災害が起きるぞ!」

「みんな、怪我はないな?ユウナとアルティナは負傷者のフォローを。クルトは被害状況の確認に回ってくれ。メサイアもすまないが、セレーネやレン教官に手を貸してやってくれ。」

それぞれの教官達が生徒達に指示をしている中、リィンはユウナ達に他の教官達のように指示をしていた。



「は、はい……!
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