100 地区大会
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
に・・・』
「それが藤木君の家には誰もいなかったので、私らの方で泊めてあげることにしました」
『そうですか、ありがとうございます・・・。此方は大丈夫だと伝えてください』
「ええ、では失礼します」
城ヶ崎の父は電話を切った。しかし、離れようとして途端、電話が再び鳴った。
「ん、なんだ?」
城ヶ崎の父は受話器を取った。
「もしもし」
『おい、聞くけどよ、城ヶ崎ってとこの家だな!?』
粗雑な声だった。城ヶ崎の父はまさかこの声が各務田出吉という男なのかと疑った。
「あ、ああ、それが何か?」
『そっちに、永沢って奴のガキ泊まってねえか!?』
城ヶ崎の父はこの男こそが各務田、そうでなくとも、各務田の仲間かと疑った。
「生憎だが、ここにはいない」
『そうか、いたらこっちに差し出せ!わかったな!?』
電話は切れた。城ヶ崎の父は機転を利かして嘘をついたものの、いつばれるかは時間の問題であった。
城ヶ崎の父は娘の部屋に向かった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ