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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第254話 助ける為に
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前にウズウズさせているかの様な視線と仕草をさせてる和人を見て隼人は、にこっ と意味深に笑った。 目を細めて、絵にかいた様な笑顔……まず、間違いなく…… 某女子たちに絶対嫉妬されそうじゃね? って思うくらいの良い笑顔。レア度で言えば5つ☆クラスな隼人のスマイル。
……だが、それに冷や汗を感じるのは和人だ。この手の笑顔で話す時は決まって……。
「桐ケ谷和人君。キミ、29点。欠点赤点落第点」
「な、ななな! なんでだよっ!!」
男達にとって良くない事が起こる前触れである。
「加点方式だ。視聴覚双方向通信プローブのテーマを掲げた時点で、着眼点も面白いし、実用化も出来そうだってことで、何社かのスポンサー企業も期待している、って言葉を貰ってる。……その時点で満点に近い高得点を上げたい」
「ほっ…… なんだよー 冗談止めてくれって……。オレそんな成績は余裕ないんだかr「最後まで聞く様に」っ……」
本当に先生? って思えてしまう。和人は ずるっ と椅子から落ちそうになるのを何とか堪えて、背筋を伸ばした。 隼人の視線が急に冷たく、暗くなった気がした。
「―――学校で、オレの事を名以外で呼べば(アバター名は可)−XX点(その時の気分だ)。……いつぞやの時に口酸っぱく言った筈だがもう忘れたか? それに和人自身も 『マナー違反はダメだ』って何度か言ってたと思うんだが…… オレは幻聴でも聞こえる様になったのか? 確か、『はく〜』 何とかだの、『ちょうゆう〜』 なんとかだの聞こえた気がするんだが……? それって オレのアバター名より 厄介なモノだって知ってると思うんだがな……」
因みに隼人が上げているのは、レコンとリーファの件の事だ。
レコンがしきりに、リーファの事を『直葉ちゃん』と呼ぶ事が多く、困っていた時があって 兄として和人はきっちりマナーについて 直葉と共に説教に加わったりしていたのを隼人は見ていたのだ。
隼人の場合、『リュウキ』と言う名はキャラネームと言うよりは云わばもう1つの名前も同義だから、別に問題ないのだが その他諸々は、自他ともに認める程のご法度だ。(ゆうしゃ〜 は初めて和人から言われた為、それも結構響いてる)
エギルによく言われていて、『ソレヤメロ』と言うのは彼の口癖だったのだが……、あまりに度が過ぎるので、実力行使と言う事で、『取引をしない様に検討しようか……』とつぶやいた所、エギルはあっという間に白旗を振った。と言うのも皆知ってるから、からかうのが幾ら楽しくても、ほどほどにしよう、と暗黙のルールが出来上がったりしてるのだ。
因みに結構 踏み込んでいけるのは女性陣のみである。
「ぅ…… そ、それは判ってるけど、そこまで言ってないだろっ??」
「だから言っただろ? さっき言
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