八 火蓋を切れ
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ラは真っ直ぐナルを見据える。
「九尾の人柱力ってのはなかなかに強いって噂だし…なによりあのナル坊がノルマにするほどの相手だぜ?うん」
興味ある、と笑うデイダラに、サソリは「お互い考えることは一緒か…」と舌打ちした。
「オイラの芸術に相応しい相手だ…うん」
「デイダラ…てめぇは本物の芸術ってのをわかってないようだな」
いきなり芸術について舌戦し始めるサソリとデイダラ。
その会話を、警戒しつつも呆気に取られて眺めるナル・カカシ・いの・チヨの四人と同じく、洞窟から離れた地点で、呆れる存在がいた。
「やれやれ…丁重に扱えと言ったばかりなのに」
洞窟の内部での光景が見えているかのように、ナルトは軽く溜息をつく。
釘を刺したというのに我愛羅の上に座るデイダラに、呆れた声を零す。
岩の結界を解く手間を省いた彼は、ひしひしと感情を高ぶらせる波風ナルを、洞窟から遠く離れた地点から静かに見やった。
「さて…お手並み拝見、といこうか」
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