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とある3年4組の卑怯者
98 決戦前
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ていたんだろ?」
「そ、そうだけど・・・」
「頑張んなさいよ、茂ならきっとできるわよ」
「母さん・・・。うん、ありがとう、俺、絶対に賞を勝ち取ってみせるよ!!」
 藤木は明日のために気合を入れ、食べ始めた。
(もし僕が、賞を貰えれば、笹山さんもリリィも、僕を見直してくれるだろうか・・・。いや、絶対に賞を取って驚かせてやる!そう決めたんだ!!)
 藤木は好きだった二人の事を思い出しながら、明日への熱意と緊張を胸に秘めるのだった。
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