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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第17話
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んがわたくし達―――メンフィル帝国に捕縛された後様々な事情によってリベール王国に保護され、その後”七日戦役”に調印した話は知っていますわよね?実はアルフィンさんを捕縛したのはフォルデさんなんです………」

「ちなみにクルト達の実家――――”ヴァンダール家”はフォルデ先輩も言っていたように”アルノール家の懐刀”という異名通り、エレボニア皇家の守護職に就いていたんだ。」

「ええっ!?フォルデさんがアルフィンさんを!?しかも、クルト君の実家がそんなとんでもない役職についていたなんて……」

「……守護職は既に解任されているから、”元”がつくけどね。――――それはともかく、叔父や兄も貴方達の事に対して悪感情を持っているような言い方はしていませんでした。むしろ、機会があれば先祖ロランの死によって失われた”ヴァンダールの槍”を教わり、以後門下生や子孫達に受け継がせたいと仰っていました。それに、ウォルトンさん達にお二人が先祖代々受け継いで来た”ヴァンダールの槍術”を教授して下さるとの事ですから、それを叔父たちも知ればきっと、今もお二人に感謝している僕のように喜び、お二人に感謝すると思います。お二人の貴重な時間を割いて頂き、お二人が先祖代々受け継ぎ続けてきた”ヴァンダールの槍”をウォルトンさん達に教授してくださること、ヴァンダール家を代表し、心より感謝を申し上げます。」

セレーネとリィンの説明を聞いて驚いているユウナに視線を向けられたクルトは静かな表情で答えた後フォルデとフランツに会釈をした。

「アハハ……”ヴァンダール流”の宗家を受け継ぎ続けてきた実家の人にそこまで言って貰えるなんて、光栄だね。」

「こりゃまたカイルとも良い勝負をする堅物男だね〜。やれやれ、死んだ親父といい、フランツやクルトといい、”ヴァンダール”の血が混じっている家系は堅物になりやすい傾向でもあるのかね?」

「むしろ先輩は何で、クルトやフランツとは真逆のような人格なんですか………」

「今まで出会った”ヴァンダール家”の人物と比較するとまさに”ヴァンダールの突然変異”と言ってもおかしくない人格ですね、フォルデさんは。」

「ア、アルティナさん。」

クルトの言葉にフランツが苦笑している中呆れた表情で呟いたフォルデの発言にユウナ達と共に冷や汗をかいて表情を引き攣らせたリィンは疲れた表情で指摘し、ジト目で指摘したアルティナの言葉を聞いたセレーネは冷や汗をかいた。



「そう言えば……フォルデ先輩から聞いたよ、フランツ。エイリーク皇女殿下の親衛隊所属の騎士に昇進した上、アメリアとも婚約したんだって?遅くなったが祝福の言葉を言わせてくれ。―――おめでとう。二人の同期として2重の意味で祝福するよ。」

「ありがとう。でも、その言葉は僕のセリフでもあ
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