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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第17話
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の指摘を聞いたユウナは表情を引き攣らせた後驚きの声を上げ、ユウナの反応にセレーネは苦笑しながらリアンヌ分校長について軽く説明をした。

「ふふっ、天才といえばフォルデ先輩もそうですよね?」

「うむ。”アルゼイド流”と”ヴァンダール流”の皆伝に至った今は亡きオーレリア将軍閣下のように、フォルデ殿はヴァンダール流の剛槍術と連槍術の皆伝に至っているのだからな。」

「これで、普段の態度がカイル先輩みたいに真面目だったら、文句なしなんだけどね……」

「おいおい、俺があの”超”がつく程の堅物人間になって欲しいだなんて、冗談でも止めて欲しいぜ。あんな人間になったら、人生、楽しめないぜ?」

ステラの言葉にラウラは静かな笑みを浮かべて頷いてステラと共にフォルデに視線を向け、疲れた表情で呟いたフランツに呆れた表情で指摘したフォルデは軽そうな態度を見せて答え、フォルデの答えにリィン達は冷や汗をかいた。



「え、えっと……ラウラさんがフォルデさんが”ヴァンダール流”の使い手みたいな事を言っていたけど、もしかしてフォルデさんやフランツさんもクルト君と同じ流派の……?」

「ん?ああ、俺とフランツは単に先祖が”ヴァンダール”の家系の人物なだけで、何の因果か俺達の代まで”ヴァンダール流の槍術”が受け継がれてきただけで、”ヴァンダール流”とは関係ないぜ。」

ユウナの問いかけに軽い調子で答えたフォルデの答えにリィン達は冷や汗をかき

「いや、十分関係あるじゃないですか……って、先祖が”ヴァンダール”って事はもしかしてフォルデさんとフランツさんはクルト君にとって、遠い親戚になるんですか!?」

「アハハ……一応そうなるね。まあ、実際こうして僕達が”本家”の人物と会うのは初めてになるけど。」

「……初めまして。ヴァンダール家の次男、クルト・ヴァンダールと言います。お二人のお話は叔父ゼクスや兄ミュラーから伺っています。」

驚いている様子のユウナに苦笑しながら答えたフランツに視線を向けられたクルトは会釈をして答えた。

「俺達の話をね〜?大方、1年半前の”七日戦役”の件で俺達の事を知って、先祖が自分達と同じ”アルノール家の懐刀”の血を引いていながらメンフィルに所属していたから”ヴァンダールの恥晒し”とでも伝えられていたんじゃないのか〜?」

「に、兄さん。そんな事を言われても彼が困るだけだよ………」

「へ………ど、どうしてそこで”七日戦役”の話が出てくるんですか?」

からかいの表情で問いかけたフォルデの問いかけにリィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中フランツは困った表情で指摘し、ユウナは困惑の表情でリィン達に訊ねた。

「その………”七日戦役”の際、貴族連合軍によって幽閉の身であったアルフィンさ
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