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卵焼きも
第三章
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あね」
「これからは卵焼きも焼いていく」
「それも積極的に」
「そうしていくんだね」
「そうしていくよ、何でもね」
 それこそと言う満月だった。
「僕は料理のセンスがあるっていうし、それなら」
「他の料理もだね」
「焼いていく」
「そうしていくのね」
「うん、頑張ってね」
 穏やかな顔で言う満月だった、そうして彼は卵焼きも焼いて食べる様になった。それを困っている人達にも出す様になった。目玉焼きだけでなく。


卵焼きも   完


                2018・1・27
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