暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第253話 運命
[12/12]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
・ナイツに入れて欲しいって、そう思ってるから」
線が細く華奢な身体だった。強く抱きしめれば折れてしまいそう……と思ってしまう程の。自分達よりも歳下の小さな女の子達が、ここまで頑張り続けて、辛い事も笑顔で頑張ってきた。そんな人たちを嫌になんかなれる訳無かったんだ。
「……ありが、とう、ございます」
「うん……うん……ボク、うれしい。皆と会えて、本当にうれしい」
もう、何もかも満足。
そう言っている様にも見えるユウキとラン。
もし――
それ
(
・・
)
を告知されていると言うのが2人なら、もう思い残す事なく逝ける。と言っている様にも見える。
だけど、それはさせない。……少なくとも、今はさせない、言わせないと強く思い、声をかけたのはリュウキだった。
「最初に――言った、だろ? サニーがオレ達を引き合わせた。……つまりそこには理由がある。合わせた理由が、きっとある筈なんだ」
リュウキの言葉の真意。当然直ぐに理解できる訳もなく、ランもユウキも僅かに頭を傾けた。
「……サニーが言ってる。まだ―― 『こっちに来てほしくない』って。『まだまだ 笑顔で皆といて欲しい』ってな」
それは嘗て、自分自身が命を落としかけた時に、親愛なる友へ残した言葉と、想いと同じだった。大切な人達だからこその残す言葉。きてほしくないと言う想い。全てリュウキも判るんだ。
「だからまだ、皆を眠らせたりはしない。オレは、……サニーは 皆を」
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ