0290話『陽炎型の最後の方』
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「確かに。それに結構陽炎型の制服ってみんなばらばらだから改二になったらなにかの服に統一されるのかなとも思う」
「それもあるかもねぇ。今の服装も着慣れているっちゃー着慣れているんだけどみんなでお揃いの制服になったらそれも乙なものだよねー」
お揃いか……。やっぱり陽炎の制服基準とかになるのだろうか?
雪風とか時津風、天津風とかもしそうなったら着心地が悪いとか言い出しそう。
「まぁおそらく陽炎がなるとは思うけどな。結構待たされていたから」
「そうだねー。やっぱりネームシップだから陽炎姉にはぜひとも改二になってもらいたいものだね」
「その時はお祝いもしないとな」
「だねー。あ、お祝いと言えば、提督。今日は初風の進水日だけどなにか用意は当然しているんだろう?」
「もちろんだ」
私は忘れていないからな。みんなの進水日は。
「それじゃさっそく執務室に呼んでみようよ。今頃一六駆のみんなでお祝いをしているだろうしさ」
「そうだな。一応は連絡を入れてみるか。いざって時に執務室にいない時に外から電話がかかってきたら大変だからね」
「でも、そん時は大淀さんが取ってくれるんだろう?」
「まぁそうなんだけどなるべく私自身が出ておいた方がいいだろう?」
「ま、そうだね」
そんな話をしながらも初風の部屋へと連絡を入れてみる。
そして電話に出たのは、
『はい。初風さんのお部屋です!』
雪風だった。
やっぱりみんなでお祝いをしていたか。
「雪風か」
『あ、しれぇ! どうしましたか?』
「うん。雪風が出たって事は今頃初風の進水日のお祝いをしているところだろうから暇を見てそちらに行かせてもらうよ」
『わかりました! きっと初風さんも喜ぶと思います。しれぇ、待っていますね』
「ああ。それじゃまた後で」
『はい!』
そして雪風との電話を終了して、
「あははー。やっぱり雪風は元気な子だねぇ。谷風にも声が聞こえてきていたよ」
「そうか。そう言うわけだ。しばらくしたら顔出しに行ってくるからその間は執務室にいてもらってもいいか谷風。大淀とかも呼んでおくから」
「あいあい。了解だよ。盛大に祝ってきな。後で谷風とかも行かせてもらうからって言っておいておくれよ」
「わかった。初風に伝えておくよ」
「うしっ! そんじゃそれまでに残りの任務でも片付けるとしますかね!」
「了解だ。頑張ってやっていこう」
「おうよー!」
それで谷風と一緒に残りの任務とかを速やかに終わらせていってその後に初風の進水日のお祝いに顔を出しに行った。
初風はそれはもう照れていたからいいものを見れたと思う私だった。
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