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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第252話 見つけてくれる。見つけてくれた。
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ら 苦笑いをして言った。

「ぜーんぶ リュウキの方が早い気がするんだよね。……こーやって、ボクが頑張って立ち直って、それで姉ちゃんの事も助けて、ぜーんぶ完全装備する前に、ちゃちゃーっとボク達の前に来てくれる……ってさ? そこで思いっきり謝ろーって決めてるんだ。流石にここではログアウトなんてボタン無いしさ? 逃げる訳にはいかないでしょ? 力いっぱい謝らないと!」
「………」
「ね? あるって思わない? なんでもやっちゃう人だーって思うし。ボク、姉ちゃんをリュウキが倒しちゃったときからずーっとそう思ってるんだ。姉ちゃんもそう思わない?」
「そう、だね。……うん。リュウキさんだもの」

 ここで漸くランは笑みを見せる事が出来た。

「あっはは。だよねだよねー? リュウキってば凄いんだよ。ちょこっとここの回線からネットに繋いで調べてみたんだけどー。『リュウキ』って調べただけですーぐ見つかってさ? 全部が全部あのリュウキじゃないとは思うんだけど、『白銀』って追加検索したら、これまた凄いんだー。ほんと伝説だよ伝説。あ、キリトも同じくらい沢山あったよ? あの2人が組んじゃったら凄い! ってたくさん聞いてるけど……、これは ボク達も負けてられないよね! 今度、勝負してみようよ!」

 子供の様にはしゃぐユウキ。そして、それを黙って微笑みながら見守るラン。その構図が常だった。
 でも、事はリュウキ。 ラン自身もただ黙っているだけではない。

「ふふ。キリトさんも確かに。それにリュウキさんもそう。……本当凄い人たち だものね。……ふふ。リュウキさんの事、サニーから沢山聞いてたのが 全部が本当だって、簡単にわかっちゃったから」
「だーよねー? そう言えば、あのフロアボスを倒せたのだってさ! ひょっとしたら リュウキ1人でやっちゃえたのかもしれないしねー! 『白銀のオレに不可能など無い! また、つまらぬものを斬ってしまった』って感じでばしーーっ! っと、たーーっ! って感じでさ」

 あはははっ! と陽気な笑い声が響く。ランも含めたその笑いの中で もう1つの声が小さく響いてきた。



「……そんな訳ないだろ。あの日の戦いは大変だったぞ。普通、ボス戦はレイドパーティー上限ギリギリで組まれるものだ。全員がいなかったら無理だったって」

 

 聞き覚えのある声。
 それを意識した瞬間、ランは身体が固まってしまっていた。
 それはユウキも同じだ。更に、声が続く。


「あはは……。でもさ、リュウキ君はそう言う事さらっ とやっちゃうんだーってやっぱり皆思っちゃうんだよー。だってリュウキ君だもん」
「だね? ここにキリト君が加わったらって考えたらさー……」
「あはははっ 何だか相手がかわいそーって思うかもっ!?」
「「あは
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