第三幕その二
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「こうした感じの服が一番いいわ」
「結局オズの国の冒険はね」
トトが言うにはです。
「それぞれが着たい服を着て行くといいんだよ」
「特にこだわらずに」
「そうしてね」
そのうえでというのです。
「行って楽しめばいいんだ」
「そうなのね、そういえば」
「どうしたのかな」
「ええ、オズの国ってミニスカートはないわね」
恵梨香はこのことに気付きました。
「そういえば」
「短くても膝までだね」
「そうよね」
「どうしてかしら」
「オズの国は同じ時代のアメリカが反映されるけれどね」
「服装はね」
それはというのです。
「オズの国の服よね」
「基本ね、君達は外の世界から来ているから違うけれど」
「それでもよね」
「オズの国の服装はオズの国のものだよ」
そこはアメリカと違うというのです。
「だからミニスートもないんだよ」
「そうなのね」
「そうだよ、そういえば君達もミニスカートじゃないね」
トトは恵梨香だけでなくナターシャにも言いました。
「いつも」
「冷え性で脚出したら寒いから」
「私はあまり好きではないから」
恵梨香とナターシャはこうトトに答えました。
「だからなの」
「この服装なの」
「そうなんだね、じゃあね」
「ええ、飛行船に乗って」
恵梨香はまたドロシーに応えました。
「オジョさんのところにね」
「行こうね」
「飛行船の用意が出来ました」
ジュリアがここでドロシーに言ってきました。
「それでは」
「ええ、朝御飯はもう食べたしね」
「出発されますね」
「そうさせてもらうわ」
「では道中安全に気をつけてね」
見送りに来ているオズマも言ってきました、後ろには王宮に残る人達が揃っています。
「そうしてね」
「ええ、何かあってもね」
「皆で乗り越えて」
「そうしていってね」
「わかったわ」
笑顔で頷いてです、そのうえで。
皆で笑顔で手を振り合って一時のお別れをしてです、ドロシー達は飛行繊に乗り込みました。そしてです。
皆でお空に飛び立ちました、そこで。
お空から下を見てです、五人は笑顔で絵お話しました。
「こうして上から見る景色がいいんだよね」
「そうそう、お空に上がった時の醍醐味だね」
「こうした景色を見るのも楽しみだよ」
「飛行機でも楽しめるけれど」
「飛行船でもいいわね」
「そうだね、空の旅もいいものだよ」
ムシノスケも飛行船を動かしつつ五人に笑顔で応えました。
「オズの国ではお空も不思議だけれどね」
「お魚や鳥が飛んでいて」
「島が浮かんでいたりその島や雲の上にお家があって」
「それでお城やポリクローム達がいて」
「楽しいですよね」
「まさに不思議の国のお空ですね」
「だから研究対象としても」
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