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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第十三話:ホウレンソウ
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摘しないでいたんです……周りの人々は』
『うそぉ? だってウルポンは直ぐに私を馬鹿にするよ!』
『それだけ彼は貴方の事を……いえ、彼は他者を見下す天才ですから』
ラングストンさんのウルフさん評は的確だとは思いますが、最初は何を言おうとしたのか気になります。
『でもでも……お兄ちゃんも何も教えてくれませんでしたよ! 私の上司なのに』
『あの方は妹(特に貴女)に甘い……いえ、檄甘ですから。ホウレンソウを知らず実行して無くても気にしないのでしょう』
それは問題ある兄貴だと思うけどな。
まぁそれはさておき、ウルフさんの強引さんに押し切られ、アルバート家へ赴いたのですが、前回と同じ様に執事さんに案内されて女主人の下へ通されました。
ですがデジャブ……前回と同じ様に女主人は気の強い娘さんと口論中。
驚きですよね……前回訪れた時と寸分変わらず同じ光景なんですから。
良く飽きませんよね?
どんだけ口論が好きなんですかね?
口論の内容は、塔での出来事を伝え娘さんがお兄さんの敵討ちの旅に出たいと言う事への母親の反対意思によるヒステリーみたいです。
まぁ母親としては娘さんが旅に出ると言われれば反対するのも当然です。
ただ言い方がキツイから気の強い娘さんとは口論になるんでしょうに。
しかし冷静さを失えば売り言葉に買い言葉という様に、思わず言ってしまう言葉もあるんですよね。
それが『本当に分からず屋ね! もう良いわよ。私は兄様に言われた様に自分の思った通りに生きます! こんな家、出て行くわ!』とさ。
すると母親の方も『そうなさい。貴女の様な分からず屋は我がアルバート家に不似合いです!』てな感じで喧嘩別れになっちゃうのです。
言った方も言われた方も頭に血が上りきってるので、言ってしまった言葉を取り消す気も無く、口論を終わらせるのです。
そして娘さんは前回同様に大股で我々の方へ近付くと、見向きもせずに通り過ぎて自室の前で待機してたポルク君とマルク君に近付いて話しかけます。
『ポルク・マルク……貴方達を利用しちゃってゴメンなさいね』
『ゼシカ姉ちゃん……行っちゃヤダよぉ』
『それは出来ないわ……この村を守るのは貴方達なんだから、泣かないの。兄様に笑われるわよ』
こうして優しく話してると美人なんだけどなぁ……
そんな事を考えていると、我々の事には目もくれずに旅支度を済ませて出て行ってしまいました。
するとウルフさんが『おいおい、あの姉ちゃん……俺達の事全然気付いてなかったぞ。頭に血が上ると周囲が見えなくなるって問題あるよな』そう思いますけど、今更なんですか?
『仕方ない……あのオバサンに報告して俺等も旅立つか』
本当に今更なんですが、ウルフさんから報告する事への面倒臭さが漂ってきました。
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