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エロゲー世界に神様転生って勝ち組じゃないのか?
幕間20 パリに咲き誇る黒百合、男の娘アイドルと王女
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べて睦あっていた。

「いい、おもちね」

「そ、そうですねっ……!!」

「ふ、かわいい」

「な、なんでしょう?」

「いや。その緊張っぽりが可愛くってね。
 真っ赤な顔で逢引き《ラブホデート》のお誘いをされたのを思い出して」

「あっ……だって……!
 淑女をお誘いするなんて、私、した事なくって……」

前王女シャルロットは男性を苦手とするパリに咲く白百合の花だ。
だからこそ目の前の黒百合に男根が映えているなど想像もしていない。

「わかっているよ」

「あっ……ううっ……」

シャーリーの卓越した技量で愛撫を受け両手で両頬を隠した。

「大丈夫、そんなに固くならなくていいよ」

シャーリーはそっとシャルロットの肩に手をかけて白いドレスを脱がす。

「あっ……」

「いや?」

「いえ……光栄です……シャーリー様となら……?」

「ですが……逢引きだけでなく、こんなことまでして頂く価値が
 にわかファンの私にあるのかどうか……」

「アイドルファンに、にわかも、はにわも無いよ」

「……」

「どうかしたの?」

「私……強姦されました……何人もの殿方に……」

シャルロットは寂しく笑いながらシャーリーに告げる。
大好きなアイドルに本当ことを知ってもらいたかった。
偽りの自分じゃなくて、ありのままの自分を抱いて欲しかったから……。

「酷い……パリ占領時はレーティアは国際戦時法を守ったって聞いてたけど?」

「いえ、違うんです。ドクツの殿方に強姦されたんじゃないです。
 相手はオフランスの……殿方です」

「シャルロットは前国王の四女パルトネーだよね。
 マダラスカルで亡命政権の首班を務めていたのに……どうして?」

「私のこと、ご存知だったんですね。
 それは私のせいなんです。
 私が……王族としての仕事をしなかったから……
 ……悲しかったけど……ビルメさんに救って頂くまで……」

「ビルメさん?」

「はい。マダガスカル人の女傑でビルメ・ミャーさんです。
 パリにもお誘いしたんですが……マダガスカルが故郷だって」

「そっか……」

シャルロットの独白を聞きながらシャーリは、
彼女の心を、少しずつ癒すかのように穏やかな愛撫を繰り返す。

「そしてこんな風に淑女を好きになるなんて……
 私はアイドルの貴女を遠くから見ているだけで幸せなのに」

「今も殿方は嫌い?」

「殿方も変態紳士ばかりではないと分かっています。
 嫌悪というより……苦手なのです」

「僕は素だと男らしいってよく言われるけど?」

「は、はい。シャーリー様はアイドルのときと違って、
 こうやって二人っきりのときは少
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