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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第652話】
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く、徒手格闘戦も織り混ぜるのが戦いだ!」

「「はい!」」


 その言葉に直ぐ様ブレードを織り混ぜた格闘戦が始まる。

 剣撃を受け、格闘は体捌きで避け、間合いを離してからブレードの一撃、それらをブレードで受け流す一組。


「せやぁぁあああっ!!」

「あっ! 武器が!?」


 空を舞うブレード、掛け声と共に蹴りあげられ、武器を失った生徒が気を取られている隙に刃が絶対防御を発動させた。


「勝負あり! 次の組に機体を渡し、近接戦の反省点をレポートして提出!」

「は、はぁい……」

「へへッ、今回はあたしの勝ちってね♪」


 ISを解除した一組、次の一組がISを装着する頃一夏と成樹は――。


「うぉぉおおおッ!」

「くっ……」


 雪片で成樹の近接ブレードを叩く一夏、激しく火花を散らせた接近戦は流石に一夏に分があった。

 ――否、当たり前の結果だろう。

 成樹の搭乗時間はまだそれほど無いにも関わらず、一夏は逆に四月から乗っているのだから。


「うぉぉおおお! 零落白夜ーッ!」


 雪片の展開装甲が開き、白亜の光刃を纏うと一夏は成樹に向かって斬りに掛かる。

 切っ先が黒のラファールを捉えようとした時だった――その一撃をヒルトが間に入って防いだ。


「なっ!? ヒルト、何で邪魔を――」

「馬鹿野郎! 何で模擬戦で単一仕様使ってるんだよ!? 零落白夜何て使っていいわけないだろ!? 成樹が怪我したらどうするんだよ!?」

「しねぇよ!!」

「何で自信あるんだよ! とにかく単一仕様禁止だ! 訓練で誰か怪我したら責任問題になるだろ!?」


 雪片を払いのけ、弾くと空を舞う雪片。

 光刃は四散し、グラウンドに突き刺さると一夏は――。


「わかったよ! 零落白夜使わなきゃ良いんだろ!? 次は水を差すなよな!?」


 刺さった雪片を抜き、有無を言う前にまた近接模擬戦を開始した一夏と成樹。

 ヒルトはこめかみを押さえるとエレンの元に戻った。


「君も大変だな。 織斑や新しく来た笹川君の面倒を見なければならないのだから」


 顔を覗き込む様に見上げてくるエレン、一夏と成樹の近接模擬戦が改めて再開された。


「ん? 別に大変じゃないさ、クラス代表ってのもあるし。 一夏に関しては……まあわりとあんな感じだからな。 俺がクラス代表じゃなく、アイツがやってたらここまで酷くはならなかったかもしれないが」

「ふむ。 君が気にする事ではないが織斑の対応は彼自身が選んだ結果だ。 言葉もそうだ、一度告げればそのまま伝わる。 私も含めて皆若い、これから先気付くこともあるだろうし変わらないかもしれな
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