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なんか異世界に勇者として召喚されたけどこのメンバーなら余裕
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「あ〜、やっぱりか。これ、一度公開出来る技術は公開しあった方が良い気もしてきましたね。ジャックの治癒術も知らないですし」

「僕のこれは僕しか使えませんよ。こう、魂に染み付いた技法とでも言えば良いんですかね?はい、とりあえず三人は助かりました。残りの二人は残念ですが」

「解析ならおっちゃんに任せとけ。これでも術の知識だけは詰め込んでるからな」

「オレも解析は得意さ。仙術、占術、呪術、魔術、精霊術なんでもござれだ。さすがに頭が吹き飛んでるのを治療されると死者蘇生になるから」

意外だが十束もおっちゃんと同じく術式に詳しいようだ。力技でどうでもなりそうな位の力が感じるのに、おっちゃんみたいにそこそことやってきた雰囲気を感じるな。

「レベルにして200位かな。他のは120位」

「基準がわからないんだけど」

「リアンが大体2800で詩樹が2200位?一誠は今の状態で1800って所かな?オレは最近鈍ってるから4000位」

ジンと一誠が魔族の死体を突きながら分析してるけど、まあそれ位が妥当かな。ステータスは術式で上げるけど。

「中世にしてはまともな方か。混ざり物が少ないな」

「合金に関しては技術が発達していないのか?物は良いから追い詰められても職人は生き延びているのだろうな」

九十九と衛は騎士の装備を調べている。おっちゃんそっちには詳しくないから助かるわ。

「さて、とりあえずは王都を目指すのが一番か。どうやって此処まで来たの?」

「馬で半日ほどです。途中に立ち寄れる場所はありません」

「そこまで患者が持たないね。血を流しすぎてるから出来るだけ早く休ませてあげたいんだよ」

「どうすっかねぇ、抱えて飛ぶか、距離を計算して転移でいくか、一番足の早い奴が確認して転移するか」

「えっと、当たり前のように空を飛ぶとおっしゃっていますが、普通のなのでしょうか?」

「飛べない奴」

ジャックと衛が意識の無い騎士たちの手を挙げさせるだけで他は誰も上げない。

「そんなに速くは飛べない奴」

ジャックと衛、それにオレが手を挙げる。

「走った方が速い奴」

ジンとゼオンと十束と衛が手を挙げる。

「まあそういうわけだな。空を飛ぶのと転移で行くの、どっちが良い?」

「騎士たちの負担を考えると転移の方が良いですね」

「医者がそう言うならそっちしかないな」

「向こうの方角に50km程だな」

「影を繋げた。何時でも飛べるぞ」

「禁手化、お先に失礼」

「話が速くておっちゃん助かるわ。元の世界だとほとんど一人でやってたから」

十束が距離を割り出し、九十九が影を使った転移術式を起動し、安全の確保に一誠が影に飛び込む。ジンとジャックとリアンが無
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