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なんか異世界に勇者として召喚されたけどこのメンバーなら余裕
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う」

「衛だ。学院の教師をやっていた。教科は護身体術、実戦体術、サバイバル術だ。前衛で防御力なら負けるつもりはない」

その次に紅髪スーツと銀髪と紅髪白衣が口を開く。

「リアンだ。防諜関係についていた。どちらかと言えば後衛。デバフなら任せろ」

「ゼオンだ。色々とやっているが、公式的には最上級というだけだ。どちらかと言えば前衛。大抵のことは出来る」

「ジャックです。外科医をやっています。戦えないこともないですが、期待はしないで下さい。多少の調薬も出来ます」

最後にイッセーらしき奴と匙らしき奴が口を開く。

「一誠だ。掃除屋、グリゴリ所属のイレイザーをやっていた。たぶん、分かっていると思うけど赤龍帝で前衛。色々と倍加出来るものが多い。応用力の化物と言われてる」

「九十九。公式には隠居した身だ。何でも出来るし、やってきた。ただ、今は惰性で生きている。この中で確実に一番年上になる。同年代は軒並み寿命や病気で逝ってる」

わお、意外と一誠と匙、九十九がやばかった。なんというか、二人共おっちゃんの知ってる奴らとは全くの別人だ。

「目的は元の世界に戻ること。これに異論はあるか?」

全員が否定する。話が早くてよかったよ。

「さて、とりあえずこっちの意思疎通は終了した。それで、お嬢さんがオレ達を呼び出したので間違いないな?」

最初に話しかけて以降、邪魔にならないように隅の方にいた貴人であるのが丸わかりな少女に話しかける。ぶっちゃけ悪魔ですと名乗りたいが、それは伏せ札として使う。嫌な予感がビンビンだぜ。逃げたいけど、これもお仕事だからな。

「はい。初代様から受け継がれている召喚法を用いらせていただきました。初代様はこの召喚法を用いて、異界より勇者様をお呼びして世界を救っていただいたのだと。その後、勇者様は異界へお帰りになる前にこちらを残していかれました。再び、異界より勇者を呼び出したならばこれを見せるようにと」

差し出された本は、そこそこの厚さがあるようだが、様々な言語で書かれているだけで内容は同じだった。要約するとこんな感じ。

『本名だと誤解を受ける可能性もあるためプロフェッサーと名乗っておく。私の契約の紋章と同じ魔法陣を用いられたためにこの異世界、リィンバウムへと召喚された悪魔の一人だ。世界の各地で暴れている魔族とか呼ばれる亜人共を蹴散らし、魔王をボコって降伏させ、召喚主に斬り捨てられそうになったから逆に世界中に恥を晒させ魔王として処分した。後の歴史書にどんな形で残っているか分からないがこれが事実だ。

その後、召喚魔法から逆算して元の世界への帰還魔法もちゃんと開発し、残してある。詳細は説明の後だ。なんとか使えることを祈っている。

また、召喚の魔法陣にも手を加えており、現状に
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