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ガルパン主人公に転生したけど、もう限界な件
番外編 ノンナ
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実を見ないOG達に身内の命を何とも思わない西住流の対応は世間の非難を集めた。黒森峰でこれだけの騒ぎが起きており、そして今回の騒動のきっかけを作ったプラウダ高校も例外なく非難が集中していた。

「人を殺してまで勝利に固執した冷酷な戦車道」

「勝利至上主義の西住流と変わらない行き過ぎた勝利至上主義の学校」

色々と言われる理由もわかる。直接手を下してはいないが黒森峰の副隊長を殺してしまったきっかけを作ったのは私達なのだから。でも、それでもやはり納得はできない。あのとき皆が優勝を信じて戦っただけなのに、どうして私達が苦しまなければいけない。どうして人が死ぬ。せっかく夢にまで見た隊長にまで上り詰めたカチューシャが、こんなに苦しい思いをして隊長をやらなければいけないのか?

理不尽だ。

この理不尽な非難に怒りがわき上がる。実際にカチューシャの隊長就任は反発が強かった。あの大会で起きた事件は世間でも有名となっており彼女達も知っている。

「どうして人殺しが隊長に就任されるの?」

「何故まだプラウダ高校にいるの?」

カチューシャが止めなければ陰口を言った相手に対して私は殴り掛かっていただろう。自分勝手な事を言うな!カチューシャがどんな思いで厳しい時期のプラウダ高校で隊長という重責を請け負ったと思っていると怒鳴りながら。

だが、カチューシャは隊長就任を断ろうと思えば断るだってできたはずだ。でも心優しいカチューシャは自分を信じて一緒に歩んでくれた人達の思いを無視することは出来なかった。故に傷つきながらもカチューシャは前に進んだ。だけど、それは気丈に振舞っているだけで本当は泣きたい事を私は知っている。だってカチューシャは部屋で一人なったら泣いているではないか。

今回の出来事で私は身に染みた。人は些細な切っ掛けで人生は変わる。本当にそう思うと追わず言ってしまう。

「酷い」

実際に酷い。あの全国大会の後に戦車道の安全基準に対して世間から疑問視されるようになり、安全基準の見直しが迫られて、そしてあの大会の後に安全基準の見直しが行われた。しかし戦車道連盟の動きは私から言わせてもらえば遅すぎるとしか言えない。どうして人が死ぬまでその事実に気がつかなった。もし、もしもとありもしない事を何度でも考えてしまう。

だからこそ言わせてもらいます。これは死人となってしまった貴女に対しては言いがかりであり八つ当たりなのも理解しています。貴女が実行した行為は人として褒められるべき行為でありますが、ですが……。

「西住みほ。私は貴女を一生恨みます。」

死人である貴女に恨みを言っても意味がない事は理解しています。ですが、貴女のせいでカチューシャが苦しんでいるのです。これからの人生で、カチューシャは貴女を死に追いやったという人と
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