第8話 動き出す状況
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の言葉と思考を断ち切ったのである。何事かと辺りを見渡す恵を一瞥し、幸人は一瞬で鋭い表情になると、迷うことなく中庭から飛び出して行く。
「あ、おい待てよ才羽! 待てったら!」
一拍遅れてから、その後に続く恵は――並外れた速さで「現場」に向かう幸人の背を追い、驚愕する。
彼が向かう先……敷地の外れの旧校舎から、火の手が上がっていた。
(防火設備が強化されているこの女学院の施設の中で、簡単に火災が起きる場所と言えばあそこしかない。……しかし、あそこで一体が何が……?)
一目散に急行する幸人は、突如火災が発生した「出火地点」である旧校舎の五階を見上げ、その不審火の出処を訝しむ……。
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