『終わりの始まり編』
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上がった。顔を前へ向けると一瞬頭上が光ったように感じ、不思議に思い首を上へと動かすと紅く煌いている満月に視線が奪われた。紅く輝く満月を背景に星の無い夜空と同じくすんだ蒼い色をした円の中に白薔薇のような色の五芒星が描かれてものが大小様々空一面を覆い尽くすように広がっているのだ。見たことない紅い月の次は人でも獣でもない生物で、その次は知らない紋章のようなナニカが空を覆っているだと……狐にでも抓まれてしまったのだろうか? いや……これが現実の光景でないのならその方がどれだけましだったろう。眠り夢でも見ているのなら目覚めてしまえばいいのだから。だがどちらも叶わないだろう……頬をつねれば痛い、凄く痛い、これが夢でも幻でもなく現実のものであると教えてくれるのだから。
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