暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ!×仮面ライダー ーArisa's Paradoxー
第2章 仮面ライダークロニクル
第13話 疑惑
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げで打開策が出た」

亜里沙「えっ、本当なの?」

黎斗「ああ。まず記者会見を開き、私が仮面ライダークロニクルが安全なゲームであることを説明したうえで、政府の陰謀をあの会見で暴露する。録音は悠斗と音也がやってくれたが、公には社員が録音したと説明する。それで政府の出方をうかがう」

悠斗「つまり、政府が否定するような真似をすれば、ショッカーPXとつながっていることを隠している証拠にもなる」

音也「実際、証拠はあるしな」

黎斗「会見には私と耀子が出る。君たちは引き続き、奴らの動向をチェックしてもらいたい」

黎斗のその一言にメンバーたちは全員首を縦に振る。打開策が決まったところで、亜里沙たちは社長室を出て、裏口から幻夢コーポレーションのオフィスを出る。

パラド「それにしても、多治見という女はしらけるぜ」

アルゴス「ああ。あの女がショッカーPXにつながっているなら、奴の野望を阻止しなければならない」

オフィスを出たとき、亜里沙の表情が暗かった。それを一緒にいたパラドとアルゴス、アリアが気づいた。

アルゴス「どうした、亜里沙」

亜里沙「い、嫌、何でもない」

そうごまかす亜里沙だが、彼女の状態を察知したのか、アリアが優しく抱きしめる。

亜里沙「あ、アリアさん!?」

アリア「亜里沙、今は泣いてもいいのよ。あなたの負けてつらい気持ちは、私たちが受け止めてあげる」

アリアから優しい言葉を聞き、亜里沙はアリアに抱かれながら、泣き続けた。

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一方、別の場所ではドーパントを倒した2人のライダーが変身を解除していた。

???「今日もいいノリだったぜ、名人」

???(名人)「ええ。ショッカーPXの動きが前より活発になってる。でも、何があっても、患者たちの未来を繋ぐために、負けるわけにはいかない。それがドクターの使命だ」

???「そうだな。なら、俺たちも協力するか? お前と同じ天才ゲーマーになった絢瀬亜里沙という女に」

???(名人)「そうですね。僕たちだけでは心細いですし」

そう言った後、2人の仮面ライダーはその場から去っていった。
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