0280話『冬の作戦の告知について』
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んっふっふー。
今日は昨日があれな日だったからなんとなく予想はしていたけどやっぱりこのイヨちゃんが秘書官を務めるよ。
昨日は姉貴が色々と嬉しそうな顔をしていたからこれはなにかあったな?とも思うけど、姉妹とはいえ深く干渉するのもどうかと思うから聞いていない。
ま、いつもお酒とかで迷惑をかけてるから少しは姉孝行もしないとね。
「というわけで提督。今日も張り切って頑張っていこう!」
「そうだな。今日は日よ感を頼むぞ、イヨ」
「まっかせてよ!」
それでイヨは秘書官専用の席について提督の執務の手伝いをしているんだ。
毎日結構な資料と睨めっこしている提督も偉いよねー。
イヨはこれを毎日しろって言われたらすぐに根を上げちゃいそうだよ。
「提督って頑張り屋さんだよねー」
「そうか? まぁ、これもみんなの為だから頑張れるんだけどな」
「そっかー。えへへ……やっぱり提督はそういうところがいいよね、うん」
そういう提督だからみんなが信頼を置いているのも分かっちゃうなー。
イヨがそんな感じで提督の事を感心している時だった。
大淀さんがなにかの資料を持ちながら執務室に入ってきた。
「提督。今は大丈夫でしょうか?」
「大淀か。ああ、大丈夫だ。それでどうした?」
「はい。大本営から新たな電文が届きました。内容は冬の作戦についてでしたね」
「そうか。ついに告知が来たか……」
それを聞いてそこか真剣な表情になる提督。
イヨも少しばかり緊張しちゃうなー。
提督はそれで大淀さんから電文を受け取って読んでいる。
「提督。イヨも見ていい?」
「いいよ。はい」
「どれどれ?……なるほど、来月の中旬辺りにレイテ沖への再突入の準備をしているんだね?」
「そうみたいだな。どういう結果になるか分からないけど勝ちに行きたいものだな」
「そうですね、提督」
《はい。頑張りましょう提督》
大淀さんと榛名さんがそれで一緒に声かけをしていた。
そうだよねー。
レイテ沖海戦については因縁深い子がたくさんいるからね。
イヨはあんまり関係ない海戦だったけど歴史に残る戦いの一つだからね。前に資料で見たけど日本の軍は悲惨な感じだったから今回はぜひ勝ちを拾ってほしいとも思う。
イヨももし活躍する場があるなら頑張りたいしね。
「それじゃもう大型建造は完全に中断だな。完全備蓄modeだ」
「そうだねー。まぁ二人目のビスマルクさんが来たから結果オーライって事で済ませておこうよ?」
「そうですね。二人目のビスマルクさんは改装設計図を二つも使いますけど改三になれば必ずこれからの戦力の一柱になってくれると思いますから」
「そうだな。まぁ、まだ練度1だから冬の作戦には間に合わないんだろうけどな……昨日に早速だけど
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