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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第3章 激闘!ディエンド編
第44話『全てを備えし虚無』
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、志郎がやってくる。
「ちょっと、そんなにあっさり信用していいの!?」
「その通りです、シロウ。彼らはかつてキリツグに味方し、非道な戦闘をした者達。何が目的か解ったものではない。」
しかし、志郎の言葉を聞き、凛とセイバーは反対する。
「でも、昔のじいさんを知っている人達だ。俺自身話が聴きたい。それに、もし本当にやばい奴なら、こんなに長々と話していられないだろ?」
「確かに、シロウの言う通りですね。わかりました。」
「そうね、十年前の聖杯戦争の話は重要だわ。」
志郎の言葉を聞き、セイバーと凛は納得し、雅とガーディアンは敷地内に入り、居間に上がる。
「切嗣さん、あなたが育てた子息は、あなたが叶えられなかった正義を目指しています。それは、あなたが誇るべきことです。」
雅とガーディアンは線香をあげて座る。
「さて、セイバー。十年前に僕が出した問いは、解ったか?」
「ガーディアン、今更そんな質問に、意味があるのか?」
「セイバー、それよりもガーディアンって何!?だって、サーヴァントは七騎でしょ。今の話だと、八騎目のサーヴァントがいたってことになるわよね。」
「リン、その通りです。彼はガーディアン、本来ならばあり得ぬ、八騎目のサーヴァントです。」
「でもどうやって!?」
「僕がガーディアンを召喚した時、既にキャスターの召喚が開始されていました。しかし、キャスターとそのマスターは七騎目の為の数合わせで選定されました。それは遠阪家の現当主である凛さんなら分かりますね。」
「ええ。」
「僕はそのキャスターの召喚に合わせて正規手順で召喚しました。それによって聖杯は混乱しました。クラスとしてはキャスターに正当性が、召喚手順と触媒は僕の方に正当性があり、片方を弾けませんでした。その結果、八騎目のサーヴァント、守護者(ガーディアン)のクラスを割り振って召喚させて聖杯戦争に参加権のないマスターとサーヴァントになりました。」
雅は左手にある竜を象った3画の令呪を見せる。
「その礼呪、本物みたいね。話に横槍を入れて悪かったわね。」
「お気になさらず。ガーディアン、セイバーとお話ししていても大丈夫です。志郎さんと凛さんに、海東のことをお話ししておきます。」
「ああ、解った。それで、志郎さんと出逢い、契約して見つけられたか、セイバー?」
「ガーディアン、確かに、今の私なら、お前の言っていたことが解る。人にはそれぞれ正義がある。それゆえに誰が正しいとは言えない。」
「そうだ、よくたどり着けたな。マスター、セイバーと話がしたい。志郎さん達に話をお願いしていいか?」
「解った、任せて。」
雅は自分の出自とこの世界に来た目的を話し始める。
「セイバー、それでは十年前に僕が本当にしたかった質問をしよう。この聖杯戦争というシステムについて今のマスター、す
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