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【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
開戦一年目から二年目 六回目のサイコロ
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に各国の介入を封じるという離れ業で国連での影響力確保に成功したのである。
そうやって設立された月自治政府および火星自治政府は、頭が国連という非効率組織からの脱却を狙い俺たちに接触してきたのである。
日本政府単独でのスカウト工作が低いのは、影響力が強い火星および月自治政府が動いているからというのもあるかもしれない。
一方で米国や欧州や中国が積極的なのはこの国連方式だと配分はされるが総取りができないからで、重水素を採取する資源採掘ステーションの意味を知っているがゆえになりふり構わず取り込みにかかろうしていた。
何しろ彼らの目の前には、これから開発が本格的に始まる木星や、まだ計画段階の土星という太陽系最大級の資源惑星が控えているのだ。
俺たちを取り込んでそれらの惑星開発を単独で総取りすれば、国連内部において絶対的な強者として振る舞うことも夢ではなくなる。
国力的に少し劣り、外交的に強かなロシアはここを静観する事で先を読もうとしているのだろう。
まぁ、ガミラス戦を前に何をやっているんだかと、俺達が呆れる訳で。
「全部にお断りをしておけ。丁寧にな」
「jud.」
俺の指示に鹿角さんが頷いたのを見た上で今度は武蔵さんが、報告を続ける。
「海王星資源採取ステーションに配備する地球側人員ですが、そこに懐かしい名前を見つけました。以上」
武蔵さんがモニターに出すと、その懐かしい名前が軍服を来た姿で現れる。
それぞれ、現在の身分も一緒に出でいた。
古代守 一尉 海王星資源採取ステーション警備隊隊長
真田志郎 一尉 海王星資源採取ステーション主任研究員
「やっぱり派遣されてきたか……」
「あの二人が出てこなかったら誰が行くのよ?ここ」
懐かしい名前に俺と叢雲が苦笑して場の空気が和む。
俺の世代の主席と次席であり出世街道驀進中なのだが、それを振り切ってここに志願したらしい二人を知っているだけに、会いたいと思うのと会ったら政治に巻き込まれるなという葛藤が生まれる。
彼らの着任後地球側の技術吸収は凄まじく、ある程度の作業は地球側に任せられるまでになっていた。
「守らないとね」
「ああ。
今の俺達だとこいつらの葬儀にすら顔が出せん。
そんな不義理はしたくは無いからな」
これで終るならまだいい話なのだが、それで終わらないからと鹿角さんの毒舌が炸裂する。
「しんみりするのは報告が終わってからでよろしいのでは?
このままだと、ちょろいお嬢様はまたいちゃこらわっふる八時間コースに突入しかねないので口を挟ませていただきます」
「鹿角うるさい!」
しばらく侍女人形とその主の酷い言い争いが続いた後、報告が続けられる。
武蔵さんが外惑星圏の星
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