第二幕その六
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「是非ね」
「うん、わかったよ」
「それじゃあね」
「三輪素麺も食べて」
「柿の葉寿司や奈良時代のお料理も食べて」
「それで楽しもうね」
「皆で」
動物の皆は先生と一緒に今は色々な地域の駅弁を食べながら奈良に着いた時のことを楽しみにしていました。
そしてです、電車が奈良に着くとです。
すぐにです、先生達はホテルに入って荷物を置いてでした。
奈良の街に出ました、商店街のすぐ近くに奈良公園がありましてまずはそこに足を向けますと。
鹿達が緑の草原と木の間でのどかにくつろいでいます、先生はその鹿達を見て目を細めさせて言いました。
「うん、奈良に来たって実感があるね」
「鹿を観たらだね」
チーチーが応えました。
「それでだね」
「そういえば奈良県っていうと」
ガブガブは学校で学生の人達が話していることをここで思い出しました。
「鹿ってイメージがあるかな」
「そうよね、この奈良市はね」
ダブダブも言います。
「鹿が象徴の生きものよね」
「ここに来る前に僕達でお話したけれど」
「本当にそうよね」
チープサイドの家族もこうお話します。
「奈良県は鹿ね」
「まさに象徴だね」
「こうして実際に沢山いるし」
「凄く慣れた感じでね」
オシツオサレツも二つの頭で言います、どっちの頭もその鹿達を見ています。
「奈良イコール鹿」
「そんな風に見えるね」
「確かに偉そうだけれど」
ポリネシアは鹿からそうした印象を受けました、見てみると本当に我がもの顔で公園の中にいます。
「それだけに堂々としていてね」
「自分達が奈良そのものってね」
ホワイティは先生の左肩から鹿達を見ています。
「そんな感じでいるね」
「そこが気になるけれど」
老馬が言うには。
「奈良って感じがするのは確かだね」
「いや、絵になってるね」
ジップはそんな鹿達を見てこう思いました。
「公園の中で普通にね」
「まさに奈良って感じかな」
トートーは公園全体をその丸くて大きな目で見ていました、その外の奈良の様々な場所を見てもいます。
「ここと鹿さん達は」
「うん、こうして見ているとね」
実際にと言う先生でした。
「ここが古都だってね」
「思うよね」
「どうしてもね」
「ここが奈良だって」
「そうね」
「そう思えるよ、僕は絵心はないけれど」
それでもというのです。
「絵になる風景でもあるね」
「そうだよね」
「鹿さん達も公園もその周りもね」
「本当に絵になるわ」
「こうして見ていると」
「いいね、神聖さも歴史も感じて」
その目に見えるもの全てからというのです。
「絵になっているよ」
「そうだね、じゃあ鹿さん達を見ながら」
「奈良を見て回ろうね」
「まずは」
「
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