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とある3年4組の卑怯者
87 本性(ひきょうもの)
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紙出した人を突き止めずに藤木君を一方的に悪者扱いするのか、それが一番酷いわ」
「そうですね、私も藤木さんをこんな目にさせた人が許せません!」
(みどりちゃん、堀さん・・・)
「藤木君、どう?私達に今日の事を喋って、まだ気が重い?」
「う、ううん、少しスッキリしたよ。ありがとう、堀さん、みどりちゃん・・・」
 この時の藤木の発言は誤魔化しではなく、本心だった。
「ちゃんとはっきり言えば味方してくれる人もいるわよ。今の藤木君は卑怯者なんかじゃないわ」
「堀さん・・・」
「また私達と一緒に滑ろう!」
「うん!」
 藤木はみどりに堀と共に滑った。藤木は自分に真剣に向き合ってくれた堀にやや惹かれていた。

 そして帰る時間になった。
「みどりちゃん、堀さん、今日は本当にありがとう」
「どういたしまして、そうだ、また明日も一緒にスケートしない?」
「うん、いいよ!」
「私も賛成です!」
「それじゃ、さようなら、元気だしてね」
「うん、さよなら!」
 藤木はみどりに堀と別れた。この時の藤木は堀の事を考えていた。
(堀こずえさんか・・・、早く明日になんないかな・・・?)
 藤木は堀と再び会う時を楽しみにしていた。
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