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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第12話
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してパテル=マテルを収納したデアフリンガー号は演習地に向けて出発した。



「フン………物は言いようだな、聖女?生徒、教官合わせて27名―――何人無事に戻ってくることやら。」

デアフリンガー号を見送っていたシュミット博士はリアンヌ分校長に視線を向けて指摘し

「フフ………―――激動の時代に”終焉”を告げる時は迫っています。彼我(ひが)も、(くに)も、老若男女の違いもなく……乗り越えられないのであればどのみち”明日”はないでしょう。」

シュミット博士の指摘に対して静かな笑みを浮かべたリアンヌ分校長は静かな口調で答えた後その場から去っていった―――――





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