第12話
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バレバレな変装に騙される大馬鹿がいて、それもクロスベルに戦争を仕掛けようと考える奴の下にいる幹部クラスの一人がその大馬鹿とはね。こんな大馬鹿は間違いなく、ルファディエルの”策”に利用されまくって、その”策”に対抗して自滅するタイプだね。)
一方クレア少佐の反応に冷や汗をかいてリィンと共に表情を引き攣らせたランディは信じられない表情でリィンに小声で囁き、リィンは戸惑いの表情でクレア少佐を見つめ、表情を引き攣らせて呟いたメサイアの念話を聞いたアイドスは苦笑しながら推測を口にし、エルンストは腹を抱えて笑った後口元に笑みを浮かべてクレア少佐を見つめていた。
「―――ここにいたか。リーヴェルト少佐。」
するとその時ミハイル少佐がリィン達に声をかけ、トワやレン、セレーネと共にリィン達に近づいてきた。
「……アーヴィング少佐。お役目、ご苦労様です。トワさんにセレーネさん、それにレン皇女殿下も本当にお久しぶりですね。」
「あはは………NGO絡みだったから、半年ぶりでしょうか?」
「ふふっ、わたくしとお兄様は年始のパーティー以来ですわね。」
「レンは去年の夏至祭にバルヘイム宮のパーティーに呼ばれて以来になるわね♪」
「再会の挨拶は後にしたまえ。そろそろ定刻だが………分校長や博士はどうした?見たところ報告にあった彼女の専用機も未だ分校にすら移送されていないようだが……」
「専用機……ですか?」
(サンドロッド卿専用の機甲兵……俺達も初耳だな。)
(え、ええ………レン教官でしたら、ご存知のような気もしますが……)
(うふふ、リアンヌお姉さんの”専用機”を知ったら、リィンお兄さん達も絶対驚くでしょうね♪)
クレア少佐とトワ達の再会の挨拶を中断させたミハイル少佐の疑問を聞いたトワは不思議そうな表情でミハイル少佐に視線を向け、セレーネはリィンと共に戸惑いの表情をした後レンに視線を向け、視線を向けられたレンが小悪魔な笑みを浮かべたその時
「――――それには及びません。」
リアンヌ分校長がシュミット博士と共にリィン達に近づいてきた。
「ご無沙汰しております。シュミット博士。そしてお初にお目にかかります、リアンヌ卿。」
「フン、TMPの小娘か。」
「ええ。これで”七日戦役”で戦死した貴族連合軍の”総参謀”を除けば”鉄血の子供達”全員と見えたことになりますから、”子供達”の中で見えたのは貴女で最後になりますね、”氷の乙女”殿。特別列車の引き渡しと現地までの同道、感謝致します。」
「もったいないお言葉。」
「そ、それよりも分校長、機体を運ばないというのは……」
「必要がないからです。――――今回の演
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