暁 〜小説投稿サイト〜
憑依先が朱菜ちゃんだった件
第11話 改訂版(2018/11/07)
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る様な気も……。

まぁ、いいか。実際の所、達磨豚頭族(オーク)は死んでないし。これで情報を聞き出すくらいはできるだろう。俺がそんなことを考えていると―――


「リムル様に悪意を向けるなど、万死に値します。ですが、あなたは色々と情報を持っていそうなので簡単には殺しません。というか、楽に死ねると思わないで下さいね」


朱菜が極上の笑顔(ただし、目は笑っていない)でそう告げると、達磨豚頭族(オーク)の顔から一気に血の気が引いた。

………そして、豚頭族(オーク)部隊の殲滅から2時間後。達磨豚頭族(オーク)は蒼月と蒼影による拷問で体をズタボロにされるだけでなく、朱菜の幻術によって精神までズタボロにされ、息を引き取った。

っていうか蒼月と蒼影だけでなく、朱菜と紫苑も結構エグい拷問するんだな。俺も若干引いたけど、蜥蜴人族(リザードマン)の娘なんてドン引きしてるよ。

まずはぶりぶり拷問から始まったんだけど、朱菜と楽しそうに「ぶ〜りぶりっ」って声掛けをして、紫苑がその声掛けに合わせて逆さ吊りの達磨豚頭族(オーク)をこれまた楽しそうに木遁で作られた木刀でシバくんだよ。しかも、途中で紫呉が―――


「中々情報吐かないな。いっそのこと爆刀・飛沫でぶりぶりするか?」


なんて言い出したからな。その発言を聞いた瞬間、俺は―――


「それは拷問じゃないよな!?既に新手の処刑だよな!!?」


ってツッコミを入れそうになったよ。まぁ、俺がツッコミ入れる前に蒼月と蒼影、朱菜がそのことを指摘したから実行されずに済んだ訳だけど。

その後、蒼月と蒼影が焼鏝(やきごて)や針責め、皮剥ぎなどの拷問を行ったんだけど、それでも情報を吐かなかったので最終的には朱菜が幻術を使うことになったんだ。

で、その幻術の内容が結構エグかったんだよ。現実時間では一瞬だったんだが、幻術内では時間の流れが72時間だったみたいで、その72時間もの間、達磨豚頭族(オーク)を何百、何千、何万回と7振りの鬼の忍刀で殺し続けたらしい。

朱菜曰く30時間経った所で達磨豚頭族(オーク)は根を上げ、情報を吐いたそうなんだが、俺に悪意を向けたことが万死に値するということで、精神が完全に死ぬまで殺し続けたそうだ。

五感だけでなく時間や空間、質量すら支配する幻術――月読。この幻術の前では精神的な死を迎えない限り、死ぬ様な激痛に何度襲われても死ぬことができない。喰らった側からすれば正に無間地獄だろう。

それ程の拷問によって得られた情報なら普通は結構重要なものだと思うだろう。けど、実際の所は大した情報でも無かったんだ。

実は蒼月達が拷問してる間、俺は俺で豚頭族(オーク)と一緒に転がり込んできた蜥蜴人族(リザードマン)の娘から
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ