第83話 俺の社会的生命終了のお知らせ
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と、もっと……見て……触って……」
「触るかッ! いや触りたくないわけじゃないがッ! ――って、あれ? そういえば久水はどこに行ったんだ?」
やたらハイレベルな性癖に翻弄されながらも、俺は矢村の可愛らしいお尻から理性を駆使して目を逸らしていた――が、やがて久水がいなくなっていることに気づく。
さっきは矢村や救芽井と同様に、寝ぼけたような顔して気だるげに佇んでたはずなんだけど――
むにっ。
「あはぁんっ!」
――うぇ?
なんだろう。今の「むにっ」とした感触。ここだけ床が異様に柔らかいのかな?
……ってか、さっきの嬌声って……。
……。
――俺は全てを察し、それでも直にこの目で確かめるまでは、決して認めたくはないという一心で、視線を下へと移していく。
最初に視界に映ったのは、灰色で無機質な床に広がる、艶やかな茶色の長髪。続いて、その流れる川のような世界に挟まれた、妖艶なる肢体が現れる。
程よく肉感を持った、滑らかな脚。安産型と称されるであろう腰周りから続いていくくびれ。そこから押し寄せる波のように、重力に抗う双生の峯山。
そして、女としての快楽全てを一身に受け、身にあまる幸福に酔いしれている――かのような表情を浮かべる、神の造形とも言われるであろう整い尽くされた麗顔。
「いい、いい、すごくいいですわぁっ! 龍太様、もっと……もっと、踏んでくださいましぃっ!」
それだけのモノを備えている絶世の美女は今、俺に自分の胸を踏まれた快感によがり、その肢体をくねらせて続きをねだっている。
……。
……一番ヤバいのがキタァァァァッ!?
いやバスの中での妖しいやり取りからして多少は予測してたけどさ! そういうアブない方向にイキかけてる可能性は感じてたけどさ!
だからって、ここまで進んじゃうか普通!? あのちょっとわがままだけど元気いっぱいで可愛かった「こずちゃん」がこんなことになると、誰が予想しただろう。どうしてこうなった……!
――つか、なんでボンテージなんか着てるんだお前はァァァァッ!
「ごっ、ごめん! 足元見てなかったからつい……!」
「ハァ、ハァ、何を謝るのです……ご褒美を下さったこと、感謝を申し上げますのはワタクシの方ですのに……それより、もっと、もっと、ワタクシをめちゃくちゃに……」
咄嗟に謝りはしたが、向こうは全く気にする気配はなく、むしろ続行を希望してくる。何の続行かは、もはや考えたくもないが。
「パパぁ、ちゅーちゅーしたい……」
「あ、あぁ、見て、龍太、もっと見てぇ……」
「龍太様ぁ、もっと、もっと熱く、激しくっ……!」
なんかもう三人とも、倫理とか風紀とか全部ブッ壊してとんでもない方向にイッちゃっ
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