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ソードアート・オンライン〜剣と槍のファンタジア〜
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2章 生き様
13話 マスタースミスが欲しい物
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いく。そんな道が、先が見えないほど遠くまで続いているのだ。

 

 なにせ、熱の発生源であるマグマがすぐそばにあるのだから、体感温度は50度以上だ。まさに灼熱地獄だ。



 この世界では、エモーションの一環として、冷や汗などは表現されているものの、暑さによる汗の発生はないので、汗で肌がべたつく心配はなく、それだけはいいかとリアは暑さで思考力が落ちる頭でそう思った。


 
 


 階段ではモンスターのポップはなかったが、この通路ではポップするようだった。それらのモンスターと戦いながら、攻略組でも攻略できないだろうとリアは思った。最前線より2層下のこのダンジョンだが、最前線より5層分ほどはレベルが高いと思われる。普通の攻略組を呼んだとしてもおそらく無理だろう。このダンジョンが発見されても攻略できなかった意味がよくわかる。






 始めのうちは、燃え盛るカタツムリのようなものなどの、レベルは高めだがそこまで強くないモンスターだったのだが、奥に進めば進むほど強くなっていくのはあきらかであった。




 
 
「キシャァァァァ!」

 と襲い掛かってくるのは、火を司るトカゲ、サラマンダー。しかし、トカゲはトカゲでも巨大トカゲだ。全長は、2メートル近く、まるでコモドドラゴンが火をまとっているような見た目だ。

 ずるずると長い尻尾を引きずっているくせに、敏捷値がかなり高い。目にもとまらぬ速さで体当たりをしたり、その長い尻尾ではらってきたり、纏っている火をブレスのように飛ばしてくる。


 そこまで横幅はないのだが、天井はやたらと高い。そのため、上に飛べばいいのではないか、という判断を下し、飛び火攻撃の時にリアとツカサは上へと飛びあげる。が…

「うそだろ!?」
「あっつ!」

 まさかの、上に飛べば、そのまま上に飛んでくるタイプだったのだ。確かに、ブレスではないので、首が上に向かないから上に攻撃できないとか、そのようなことはない。


 今の攻撃で、リアの2割ほどのHPが持っていかれる。ツカサは2割強だ。ツカサは敏捷よりなので、防御力も、HP総数もリアに比べ少ないのだ。

「どうする!?ツカサ君!」

「マグマに放り込…んだとしても、いつでも火だるまなんだから意味ないか…うーん…」

 悩んでいいる間にも、サラマンダーは体当たりをかましてくる。炎をまとっているため、近づくだけでHPが削られていく。それでも考えていると、ツカサの頭に一つアイデアが浮かんだ。

「リア!閃光弾、持ってるか!?」
「閃光弾?…うん、持ってるよ!」

 閃光弾は、強烈な光を起こし、モンスターやプレイヤーから逃げるのに使われる。リアは素早くアイテムストレージを開き、手のひら
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