暁 〜小説投稿サイト〜
オズのトト
第一幕その六
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「普通に行っていい時はね」
「履かないですか」
「そうなの」
「そうですか」
「まあ急ぐ時はね」
「急ぐんですね」
「そうしないといけないから」
 恵梨香にこうも言ったドロシーでした。
「もうすぐに都まで着くから」
「本当に速いですね」
 恵梨香はびっくりしました、実際にもう都の正門のところまで来ました。そして門番の人がです。
 ドロシー達を見てです、笑顔で挨拶をしてくれました。
「お帰りなさい」
「ちょっと外の世界に行ってたの」
 ドロシーがその門番さんに笑顔で言いました。
「それで今ね」
「帰って来られたんですね」
「帰る時にたまたま恵梨香達と会って」
 ドロシーからこのことをお話しました。
「それでなの」
「五人共一緒なんですね」
「そうなの」
 こうお話するのでした。
「それでなのよ」
「成程、よくある出会いですね」
「偶然だけれど必然の出会いね」
「そうですね」
「何というかね」 
 こうも言ったドロシーでした。
「ふとしたことで出会った様に見えて」
「その実は、ですよね」
「神様のお導きだった」
「そういうことはよくありますね」
「オズの国の神々のね」
「そしてその運命のお導きで」
「私達は出会ってね」
 そしてというのです。
「またオズの国で遊ぶわ」
「わかりました、では」
「ええ、今からね」
「どうぞお入り下さい」 
 こう言ってでした、門番の人は正門を開けてくれてそのうえでドロシー達を都の中に入れてくれました。
 そしてです、中に入ってでした。
 緑の文字通りエメラルドで輝いている都の中を進んででした、一行は王宮に戻りました。そしてです。
 王宮の中に入ってです、すぐにオズマに挨拶しました。
「只今」
「ずっと鏡で観てたわ」
 オズマがドロシー達に笑顔で応えました。
「これも神々のお導きね」
「本当にそうよね」
「じゃあ今からなのね」
「恵梨香達と遊んでいいわよね」
「ええ、どうぞ」
 オズマはドロシーににこりと笑って答えました。
「それじゃあね」
「ええ、今日はティータイムも挟んで晩御飯までね」
「この王宮で遊ぶのね」
「そうさせてもらうわ」
 こうドロシーに言いました。
「今からね」
「ええ、じゃあ私も政治が終わったらね」
「それからなのね」
「一緒に遊びましょう」
 こう言うのでした。
「今はモジャボロ達と一緒にお話をするから」
「政治のね」
「そうしてね」
「一緒に遊びましょう」
「そうしましょう」
 こうお話してそしてでした、オズマは一旦会議室に入ってです。そうして実際に政治に入りました。
 そしてドロシー達はといいますと。
 王宮に来ていたムシノスケ学長とお話をしました、ムシノスケは皆にお
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ