第一幕その一
[1/2]
[1]次 最後 [2]次話
オズのトト
第一幕 ブラッシングをされて
恵梨香はこの時学校にいてそれで皆と一緒にいました、給食も食べて皆でのどかな時を過ごしています。
五人で中庭にいてです、草原の上に座ってあれこれお話をしていました。その中で恵梨香は四人に言いました。
「今から何して遊ぶの?」
「今から?」
「今からって?」
「うん、お昼御飯を食べてね」
そうしてというのです。
「五時間目までまだ時間があるけれど」
「ううん、そう言われてもね」
「特に思い当たらないね」
ジョージと神宝が恵梨香にどうにもというお顔で応えました。
「別にね」
「考えてなかったから」
「お昼寝する?」
カルロスは今ここでそうしようかと言うのでした。
「皆で」
「それもいいかしら」
ナターシャはカルロスのその提案にくすりと笑いました。
「どうせなら」
「そうね、お昼寝もいいわね」
恵梨香もカルロスの提案に頷きました。
「それじゃあ今から」
「そうだね、じゃあね」
ジョージも頷きました。
「今から皆でここで寝よう」
「今日はお天気もいいしね」
神宝はお空を見上げました、本当に快晴で見ていて気持ちいい位です。
「寝るのもいいね」
「こんな日にお昼寝したら」
ナターシャは微笑んでこう言いました。
「どれだけ気持ちいいかしら」
「ボタン=ブライトみたいに寝ようね」
カルロスは明るく笑ってオズの国のお友達の名前を出しました。
「そうしようね」
「ボタンね、そう言ったら」
ここでこう言った恵梨香でした。
「来たりするのよね」
「そうそう、何かね」
「ボタンってそうなんだよね」
「何時何処で出会えるかわからないけれど」
「噂をすればよく出て来るわね」
「そうよね、じゃあひょっとしたら」
恵梨香はくすりとした笑顔でした、その笑顔で言います。
「今ここで会えたりしてね」
「その時はオズの国に行くことになるかしら」
ナターシャはこう考えました。
「またね」
「そうだね、そうなるかも知れないね」
神宝はナターシャのその言葉に頷きました。
「今回もね」
「この前も行ったけれど」
カルロスは前回のオズの国でのことを思い出して自然と笑顔になってそのうえで言いました。
「何時行ってもいい場所だね」
「じゃあまた行くことになったら」
ジョージもその場合を楽しみになっています。
「皆で遊ぼうね」
「というか」
ここでふとこう考えて言った恵梨香でした。
「今から行かない?」
「オズの国に?」
「今から?」
「そう、今からね」
こう言うのでした。
「そうする?」
「大学の時計塔まで行って」
「そうしてなんだね」
「オズの国に行って」
[1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ