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とある3年4組の卑怯者
83 帰還
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輪クンと来てたの」
 リリィが会話に入ってきた。
「そうなんだ・・・。リリィが藤木君を誘うだなんて以外だね。もしかしてリリィも藤木君が好きなのかい?」
「え・・・、い、いや、友達だからよ!」
 リリィは誤魔化した。
「でも花輪クンはどうするんだい?」
「う・・・」
 リリィは返答できなかった。


 アメリカにあるエミリーの家。エミリーが郵便受けを開けるとリリィからの絵葉書が入っていた。
(ヒダタカヤマ・・・?うわあ、日本にはこんな素敵な所があるのね・・・!ありがとうってリリィに返事を送ろう!!)
 エミリーは早速リリィにお礼の返事を送ろうと便箋を探した。


 イギリスにあるメイベルの家、メイベルは母親から呼ばれた。
「メイベル、リリィからよ」
「え?」
 メイベルは母親から絵葉書を受け取った。
「ドレ、飛騨高山・・・、昔の日本みたい。私も行ってみたいな!」
 メイベルはリリィに返事を書こうとした。
「ソウダ、学校の皆にも見せてリリィが元気でやってるって事知らせよう・・・!」

 
 藤木はリリィに声をかけられた。
「藤木君、エミリーとメイベルに絵葉書送ったら返事が来たわ」
「え、本当かい?」
「ええ、エミリーは『また日本に行きたい』って書いてあったし、メイベルは学校の皆に絵葉書見せて私が元気にやっているって伝えていたわ」
「へえ、よかったね」
 藤木はリリィが嬉しがる顔を見て自分もまた嬉しくなった。
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