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ユキアンのネタ倉庫
Knight's & Magic & Carrier 3
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りきらん」

「そうですね。確かに仕事に殺されそうですよね」

「ダーヴィド達も育ってきてるんだが、オレ達のレベルまではまだまだ遠いな」

「仕方ないでしょう。僕達が異物なんですから」

「そうなんだよなぁ。まっ、割り切るしか無いよな」














「エル、やはり歌はリリンが生み出した最高の文化であり、ヤック・デカルチャーの塊だったぞ!!」

エルフに伝わる詩の術式を人が使う術式と混ぜ合わすことで完成した楽曲術式の凄さを分かち合おうと工房へ飛び込んだのだが、そこでは何故かオレの専用機として完成したと報告があった零式と何故か製造されているグルンガストの獅子型がスレイプニールに搬送されていた。

「おいダーヴィド、これは一体何事だ?」

「げっ、トール。おい、誰かエルネスティの坊主を連れてこい」

「ほほぅ、つまりはエルの仕業か。量産はともかく、グルンガストを持ち出してどうするつもりだったのかぐらいは知ってるだろう?吐け」

「あ〜、そのだな、アンブロシウス陛下が退位されたのは知ってるな?」

「ああ、さすがにそれぐらいは知っている」

「それで、その前陛下と留学していた皇太子殿下が専用機をご所望されて、その条件に合うのが目の前にあって、足りない分を仕様を多少変更して製造したのがあっちの方だ」

「アレはオレの専用機だって言ってただろうが!!」

「だが、坊主が言うには研究が完成したら別の専用機を作るはずだから、その分の予算を確保するために売り払おうって」

「ぐっ、確かに否定できんな。くそっ、グルンガストの販売で得た予算は次のオレの専用機に、いや、先にスレイプニールの次の型の艦の製造に回すからな!!」

「おい、専用機は良いのかよ?」

「研究は完成したがそれを磨かなければならないからな。実験艦として新しいのを製造する。こいつは決定事項だ!!」

くそっ、一度も乗れなかった。だが、楽曲術式によって更なる進化を果たした機体を絶対に作ってやるからな!!



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