第二章
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踏破して遂にでした、地元の人達の間でも腕に自信のある人達が屋根に出て黒バットを囲みます。ですが。
黒バットは悠然として腕を組み立っています、まるでこれから起こることが何でもないといった様子です。
その天守閣を見てです、自衛隊の人達は心配するお顔になりました。
「無理だ、相手は魔人だぞ」
「屋根に来ただけでも大変なのに」
「それで戦うというのか」
「無茶にも程がある」
「しかも黒バットは空を飛べるんだ」
このことについても言いました。
「それでどうして戦うんだ」
「魔人には魔人しか戦えないぞ」
「無茶にも程がある」
「何とか止めないと」
「しかし間に合わない」
「どうすればいいんだ」
自衛隊の人達は困ってしまいました、ですが。
その彼等にです、何とです。
「ハハハハハハハハハハハハハ!!」
黄金バットが姿を現しました、正義の魔人は彼等のすぐ近くの櫓の屋根の上にいつもの様に両手を腰に当ててマントをたなびかせ仁王立ちしていました。
その黄金バットを見てです、自衛隊の人達は言いました。
「黄金バットか!?」
「まさか黒バットと戦うのか!?」
「そうなのか?」
自衛隊の人達は皆こう思いました、ですが。
今日は違いました、何とです。
黄金バットは天守閣の方に飛び立つとその手に持っているステッキから光線を放ってそれを黒バットを囲んでいる地元の人達に当てました。するとです。
その光を受けてです、地元の人達はその姿を変えました。何とです。
皆黄金バットになりました、すると皆驚いて言いました。
「黄金バットになった!?」
「まさか」
「俺達が黄金バットになったのか」
その身体を見ながら言うのでした。
「嘘みたいだ」
「身体に力がみなぎるぞ」
「それに空も飛べるぞ」
「超能力も使えるぞ」
何人かは実際に飛んだり衝撃波を出したりしようとしたら実際に出来ました、変わったのは外見だけではありませんでした。
皆が黄金バットになったのです、それをわかってです。
皆確かなお顔になってそのうえでわかりました。自分達が何をすべきかを。
「俺達で倒すんだ」
「黒バットをやっつけるんだ」
「そして会津若松城を取り返すんだ」
「俺達の力で!」
こう言い合ってです、一斉に黒バットに向かいました。黒バットはすぐに空に上がり黄金バットになった地元の人達との戦いをはじめました。
黒バットはステッキから破壊光線を放ち掌から衝撃波を放ちステッキの先をフェシングにしてです。
縦横に戦ってきます、ですが地元の人達もです。
意地、そして想いがあります。自分達が愛するお城を何とか取り戻そうとです。そうしてでした。
必死に戦います、戦いは長い間続き夜まで続きました。魔人は満月の光に照らさ
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